実際にランニングで塩分はどの程度抜けたのか【冬編】

20160311_running_winter

以前、運動で汗をかくと体内の塩分を大量に抜くことが出来るということを確認しました。

●参考
実際にランニングで塩分はどの程度抜けたのか【夏編】

運動による発汗は高血圧対策の減塩の手法として大いに活用できるという話でした。

しかし、これを確認したのは夏です。
このために「冬でも同じように汗をかくことができるかわからない」という宿題が残っていました。
どんなに運動をしても寒さにより汗がかけないのであれば、1年を通じて使える手法ではなくなってしまいます。

冬の間も発汗データを記録してきましたので、その確認をしていきましょう。

冬の運動条件

この冬に行った運動は夏の内容とは異なります。
体が運動に慣れてきたため、走る距離や負荷が変化しているのです。

距離 8~10km 10~30km
コース 平地 平地/峠道/階段/未舗装山道
ペース 8km/h 10km/h
練習内容 長距離/軽い筋トレ 短距離/長距離/軽い筋トレ

そして冬の服装は、防寒タイツやウインドブレイカーで上下とも4枚重ね、さらに手袋に帽子という完全防寒で臨んでいます。着ぶくれサウナスーツといった感じでしょうか。

このような違いがあることを前提に話を進めていきます。

夏のおさらいから

まず夏のデータを見てみましょう。

季節 距離(km) 発汗量(L) 塩分濃度(%) 塩分量(g)
8.38 1.76 0.32 5.73

私は多汗症だから、という特殊な事情もありますが、夏は1時間程度のランニングで5.73gの塩分が排出できています。高血圧患者の一般的な塩分制限が1日で6gですから大変な量です。

これだけの塩分を毎日排出できるのであれば食事による塩分制限も一段と楽になります。
(尿による塩分排出が減るため、食事に5.73gの塩分を追加できるというわけではありませんが)

では冬はどうだったか

12月から2月にかけてのデータを見てみましょう。

データがない欄は雨や雪、そして2月の多くは怪我による休みです。
ND:NonDataの略でデータが測定できなかったことをあらわしています。

日付 距離(km) 発汗量(L) 塩分濃度(%) 塩分量(g)
12月1日 7.7 1.4 0.32 4.48
12月2日 10 1.5 0.32 4.8
12月3日
12月4日 10.5 1.3 ND
12月5日 9.9 1.7 0.35 5.95
12月6日 15.8 1.9 ND
12月7日 10.1 1.2 ND
12月8日 13.6 1.8 ND
12月9日 9.3 1.5 ND
12月10日 16.8 2.5 ND
12月11日 11.3 2.2 0.4 8.8
12月12日 10.2 1.7 ND
12月13日 16.2 2.3 ND
12月14日 9.8 1.9 ND
12月15日 15.2 2.7 ND
12月16日 10.3 1.6 ND
12月17日
12月18日 11.3 1.3 ND
12月19日 15.1 1.8 ND
12月20日 9.6 1.6 ND
12月21日 18 2.2 ND
12月22日
12月23日
12月24日 10.5 1.7 ND
12月25日 9.9 1.3 ND
12月26日 15.1 2.2 ND
12月27日 21 2.3 ND
12月28日 10.4 1.6 ND
12月29日 12.8 1.6 ND
12月30日 10.9 1.2 ND
12月31日 16.6 1.9 ND
1月1日 22.7 3 ND
1月2日
1月3日 6.4 1.9 ND
1月4日 12.1 1.7 0.29 4.93
1月5日
1月6日 10.5 1.6 ND
1月7日 15.6 1.9 ND
1月8日
1月9日
1月10日
1月11日
1月12日
1月13日 11.9 1.3 ND
1月14日 11.1 1.1 ND
1月15日 11.8 1.8 ND
1月16日 21.3 2.5 ND
1月17日
1月18日
1月19日
1月20日 10.4 1.4 ND
1月21日 9.6 1.2 ND
1月22日 11.5 1.6 ND
1月23日 22.4 2.5 ND
1月24日
1月25日 10.1 1.3 ND
1月26日 14.5 1.4 ND
1月27日 14.4 1.8 ND
1月28日 10.7 1.8 ND
1月29日
1月30日 11.7 1.3 ND
1月31日 29.3 2.9 ND
2月1日
2月2日 9.5 1.4 0.38 5.32
2月3日 9.1 1.3 0.25 3.25
2月4日 10.5 1.5 0.34 5.1
2月5日 10.2 1.4 ND
2月6日
2月7日 10.5 1.3 ND
2月8日 9.7 1.4 0.41 5.74
2月9日
2月10日 9.3 1.1 ND
2月11日 9.1 1.2 0.28 3.36
2月12日 9.1 1.4 0.34 4.76
2月13日
2月14日 8.6 1.7 0.4 6.8
2月15日
2月16日 11 1.6 ND
2月17日 11.5 1.2 ND
2月18日
2月19日 5.3 0.9 0.28 2.52
2月20日
2月21日
2月22日
2月23日
2月24日
2月25日
2月26日
2月27日
2月28日
2月29日 9.6 1.3 ND
平均 12.32 1.68 0.34 5.06

夏との比較

季節 距離(km) 発汗量(L) 塩分濃度(%) 塩分量(g)
8.38 1.76 0.32 5.73
12.32 1.68 0.34 5.06

発汗量は?

冬ではありますが、平均で1.68Lという大量の汗を排出しています。夏の平均が1.76Lでしたのでほぼ同等です。
普通に考えると冬場の汗は減るはずですが、

・走る距離が伸びている
・走るペースが早くなっている
・完全防寒で走っている

これらにより同等の発汗量を排出できたのだと考えられます。

すなわち「冬だからと言って汗を出せないということはない」ということが分かりました。

汗の塩分濃度は?

汗の量は夏同等にかくことができました。
しかし、汗の塩分濃度は残念ながらほぼ測定出来ていません。

これは測定方法に問題があるためです。

運動中の汗は発汗と蒸発を繰り返すため塩分濃度はどんどん濃くなっていきます。このため、運動中の滴る汗では正しい数値は得られません。本来であれば汗をキレイに拭き取り、直後に噴き出してくる汗の塩分濃度を測定するのですが、寒い冬ではそれが出来ません。寒さのために運動を止めるとすぐに発汗が収まってしまうのです。
しかし、汗は大量にかけていますので夏同等の塩分濃度であることが推測できます。

その証拠に、なんとか測定ができた日の塩分濃度は平均0.34%と夏の値に近い数値がでています。汗の塩分濃度は時間単位の発汗量、すなわち発汗スピードで決まります。たとえ冬であってもしっかり汗をかけば、それに見合った塩分濃度の汗が出るということです。

「冬であっても、しっかり汗をかけば塩分濃度が薄くなるということはない」ということも分かりました。

つまり、冬でも発汗脱塩法は効果あり

懸念していたような「冬だから運動をしても塩分が抜けない」ということはありませんでした。

しかしそのためには、多少過度な厚着でしっかり負荷のかかる運動をしないといけません。夏のように容易に汗がかける環境とは違うので、そこが冬場のポイントとなりそうです。

私は野外を走りましたが、暖かい室内でランニングマシンやエアロバイクでもOKです。塩分を排出するために汗を一気にかくことが目的です。汗をできるだけかかないようにするスマートなやり方は、高血圧対策としてはあまり適していないということです。

治療の一環だと割りきってダラダラと汗をかきましょう。

【おまけ】走行距離と発汗量の関係

せっかくですので、走った距離と汗の量をグラフにしてみました。

20160311_running_winter_02

短距離や階段などをいろいろな運動を組み込んではいますが、基本的に走った距離と発汗量は比例に近い関係があることが分かります。
とは言っても発汗にも限界がありますので、さらに距離を伸ばしていくと発汗量の伸び率も減っていくのでしょう。その頃には脱水症ですが。

「多汗症がサウナスーツのような格好で」という条件が付きますが、これが私の目安です。

走行距離 10km 20km
発汗量 1.5L 2.5L
塩分量 5.1g 8.5g

※汗の塩分濃度を0.34%で計算

食事による塩分制限をしている方なら驚くであろう塩分量を排出しています。

まとめ

・寒い季節でも運動による発汗脱塩法は有効
・冬でも平均5.06gの塩分排出ができた
・冬は汗を積極的にかけるような完全防寒が必要
・寒さにより汗が出にくくなるため、夏より高い運動負荷が必要

私は食事で摂取した塩分をほぼ汗で排出しているということです。食塩感受性が高いはずなのですが、たまに塩分多めの食事をしても血圧が動じないのはこういうことだったんですね。

ガテン系など体を動かして汗を大量にかく仕事であれば、塩分摂取量はさほど心配する必要はないと言われていますが、なるほど納得です。

塩分の排出だけでなく、運動本来の目的である体質改善の効果もあったのでしょう、血圧に厳しいと言われている冬ではありますが値は非常に安定しています。

20160311_running_winter_03

運動は塩分や体質の改善だけでなく、ストレス発散としても非常に有効です。「イライラするからちょっと走ってくる!!」という多感な男子中学生のようなノリではありますが、走り終えると確かに心体ともにスッキリします。

塩分/運動不足/肥満/ストレス、そして高血圧が気になる方であれば、是非「汗をかくことが目的の運動」をしばらく続けてみてください。
きっと全てが良い方向に変化していきますよ。

最後に注意点をいくつか

運動による汗で塩分は抜けます。これは高血圧患者にとって有用なことですが、何事にも限度があります。特に脳卒中などの合併症を経験していたり高血圧が危険な領域にいる方は、健常者や若者とは違い限界がすぐそこにあるかもしれません。「塩分ガンガン抜くぜぇ」といきなり心臓や血管に高負荷を掛けるとそれがキッカケで発症する恐れがあることも忘れないでください。
はじめは軽くでOKです。体に相談しながら時間を掛けて運動量を増やしていきましょう。

そして、汗の成分には塩分のナトリウムだけでなく、カリウムやマグネシウムなどの必須ミネラルも含まれています。これらの成分もナトリウムと一緒に大量排出しているのです。このため、この発汗脱塩法に取り組む場合は今まで以上に各種ミネラルをしっかり補充することが必須となります。
もし、ミネラルの摂取量が不安なら血液検査がお薦めです。ミネラルの過不足は血液検査に「電解質(イオン)も検査する」というオプションをつけると分かります。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. jyama より:

     珍しく似た状態の人を発見。汗で血圧コントロールは全く同じ。
     ブログを見た感じ、黒爪(爪下血腫)なども同じ。
     黒爪は着地時の足ブレーキによる靴と足趾衝突が原因。私は親指の爪を3,4回完全に入れ替えてます。着地から蹴り出しのロスを少なくするよう意識することで、黒爪はなくなります。脳の状態がおかしくなると無意識で出来ていたことも、意識しないとできなくなるみたいです。
     

    • ameo より:

      jyamaさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      おぉー、お仲間ですね。
      発汗は本当に血圧にいいですよね!
      こんなに効果があるんだからもっともっと広まると良いのにと常々思います。

      爪に関してはフォームが問題のようなのです。
      私の場合は、スピードを上げようとするとピッチではなくストライドが伸びます。
      このときに振り出した足の着地地点が前に行きすぎており、まさしくご指摘の通り、つま先でブレーキをかけているのです。
      しばらく黒爪は起きなかったのですが、最近スピード練習を始めたらまた少し内出血ができてしまいました。
      このままではまた爪を剥がしてしまいそうです。

      正しいフォームを強く意識して繰り返し、無意識で出来るようにする。
      やろうとしていることは、片麻痺のリハビリとそっくりです。
      どちらも脳に新しい神経回路を構築するための訓練ですから、スポーツとリハビリはよく似ているんでしょうね。

  2. jyama より:

     確かにスピードを上げるとなると、ストライドが必要ですよね。
     私は楽な方に逃げてしまいました。去年のフルマラソンが平均ピッチ206 平均ストライドが1.03 なので極端なピッチ走法です。何かストライド改善方法があれば、記事にしてください。黒爪は嫌だけどストライドの狭さは改善したいんです。ただ、黒爪がなくなってから、膝の故障もなくなりました。ここ5年程、膝の故障とは無縁です。
     43で発症してから7年経過しましたが、リハビリのために始めたはずが、タイムにも気をかけるようになってしまいました。本当に血圧コントロールにはいいんですけどね。

    • ameo より:

      ピッチを維持したままストライドを広げるには、ふくらはぎの筋肉を使った鋭い蹴りが必要になりますので、
       ・縄跳び
       ・軽いジャンプを繰り返す練習
       ・坂道や階段を大股で駆け上がる
       ・日常生活でも常にかかとを浮かしたままにする
       ・歩くときもつま先の強い蹴りを意識する
      なんて方法があります。
      しかし、その筋肉もいきなり長距離走に耐えられるだけの耐久力はないはずです。
      そんな練習を続けて「あれ?広いストライドの方が楽だな」と感じたときに完成するのではないでしょうか。

      しかし、ストライドを広げると膝への衝撃や足首への負担は確実に増しますので、やはりケガが心配です。
      私達の年齢でケガをするとなかなか治りませんし、ヘタをすると一生ものです。
      あまり無理はしないでくださいね。

      ところでjyamaさん、ピッチとストライドから計算すると相当なレベルですよね。
      10km50分で喜んでいる私とはレベルが違います。
      フルマラソンは年末に予定していますので、逆にハンガーノック対策を教えていただきたいくらいですよ。

      こうやってお話を伺っていると、私のリハビリはjyamaさんの後ろを追いかけているんですね。
      やっていることは間違えていない、ということが分かりとても嬉しいです。

  3. jyama より:

     やっぱり、ストライドを伸ばすにはバネが必要なんですね。
     発症してからバネというか反射がなくなりませんでしたか?
     それと、高速な反復運動ができなくなりませんでしたか?それをカバーする意味でピッチ向上に努めていました。この病気は三者三様で、ましてや発症後にランニングしているのを発信しているのは皆無なので、情報が不足していました(今時全部検索すればわかるのに情報がない)。医者に聞いてもエビデンスがなければ、わかるはずもなし。
     私は脳幹の出血なので、もろに運動中枢のダメージ。後遺症の症状は違うのかも知れません。

     ハンガーノック対策ですが、私の自分の体を使った実験です。
     ハンガーノックは私はペース設定のミスと考えています。脂肪燃焼だけでおさまらないペースで走ったミス、さらに筋肉にダメージを与えすぎたミス。
     私は基本的に早朝水だけ飲んで走り始めるのでグリコーゲンは枯渇状態で走ります。
     週末に30kmをちょっときつい程度、ameoさんだったらキロ5:30~5:45程度。最大心拍数だったら75%~80%程度の速度で走ります。
     最初は25km過ぎた位で同じペースでも、かなりきつい状態になります。心拍数も90%を超えます。それを繰り返すと、30kmまでは持つようなるし、心拍数も75%~80%に収まるようになります。ペースを基準ではなく、きつさを基準にしていると、ペースも勝手に上がります。私はこれを脂肪燃焼の効率が上がった、もしくはランニングコストが低下したと考えています。
     私は去年初フルマラソンだったんですが、レース前に7回、30kmを走りました。最初は05:30ペースから初めて最終的なペースは04:50ペースでした。
     レース時には朝食をきちんと取るので、いつもと同じ感覚(ちょっときつい程度)でも、勝手にペースが上がります。朝食をきちんと取っているので、グリコーゲンはゴールするまで枯渇しません。
     補食も必要ないですが、水分補給だけは気を付けたほうがいいと思います。
     私は、発症時の嚥下の後遺症を引きづっているせいか、走りながら給水ができません。なので、立ち止まって給水しないと、気管支に入ってしまうので、2回しか給水しませんでした。最後は足が痙攣気味だったので、たぶん給水不足です。
     普通に給水できるなら、10kmおきでも給水はしたほうがいいです。

     話が長いですね。あまり同じような境遇の人がいないので、すいません。
     また、興味のある記事にはコメントさせて貰います。

    • ameo より:

      おー、貴重な情報ありがとうございます。
      嬉しいです!

      バネや反応速度、高速な反復運動は確かに衰えていますが、その原因が脳出血かどうかは不明ですね。「運動不足と老化ですね」と言われてしまえば納得せざるを得ない程度の不具合ということです。
      右半身麻痺はほぼ解消できているのですが、細かい点を探せば体のバランスが気になります。全力で走っているときにフラッと傾くとか、立ち上がって歩き出す一歩目が左右に大きくずれることがあるとか。
      強く意識をすれば問題ないのですが、まだ無意識状態では出来ないようです。

      今の私では、ハンガーノックは25km付近でやって来ます。
      普通マラソンでは30kmの壁とか35kmの壁と言われていますので、どうやら相当に燃費が悪いようなのです。
      一度30kmを走って危険な状態になっているので、それ以来その距離は避けていたのですが、やはり繰り返し走って体を適合させるしかないということですよね。
      確かにその通り。納得です。

      こうやっていろいろ考えて自分の体を変えていくのは楽しいですよね。
      是非是非、またコメントください。
      待ってます。

  4. jyama より:

    ameoさん、心拍って取ってますか?
    取ると、自分の行動が客観的に見れて面白いですよ。ランニングだけ
    じゃなく、雪かきとか(北陸限定?)。面白いですよ。

    • ameo より:

      心拍数は血圧計だけですね。
      走っているときも管理したいのですが、なかなか手が出せないんですよ。
      自分の実力を冷静に考えると、まだ早いかなと考えてしまうのです。
      本当はGARMINとか欲しいんですけどねぇ・・・。

      南関東なので雪かきは出来ませんが、確かにもう一つ体を動かす趣味が欲しいですね。
      登山とか釣りとか自転車とか。

      そういえば、この春から小さな市民農園を借りたので耕しに行かないといけません。
      すっかり忘れてました。

  5. jyama より:

    私は走り始めて1年後位に購入してしまいました。
    リアルタイムで見てペース調整なんかはしないですけど、データを貯めておいて、後から自分がどう変化したか見るのは興味深いです。

    前例がないせいか、自分がどこまで回復できるのか、どうやったら回復できるのか、何もかも疑心暗鬼でしたが、色々参考にさせて貰います。
    私も自分なりに効果がありそうなことは試しているので、また興味ある記事にはコメントさせて貰います。

    • ameo より:

      運動もリハビリも経過を知ることが大事ですよね。
      やっていることが正しいのか間違っているのかがわからないと長続きはしません。

      でもGARMIN的なものや良いシューズはサブ4を達成できたときのご褒美として考えています。
      今しばらくは活動量計で我慢です。
      そう考えるとちょっと頑張っちゃおうかな、と思えるのです。
      ニンジン作戦ですね。

      またアドバイスや気になったことなどありましたらどんどんコメントください。
      よろしくお願いいたします。

  6. チャナ より:

    はじめまして。
    いつも興味深く拝見しております。
    私も生活習慣病のリスクからジョギングを始めてそれが趣味になった者です。
    そんな折、少し気になる記事を見かけました。
    この記事に関しては如何、お考えでしょうか?
    私は週に40km~50km、時速12~13km/hで走っており、該当するため少し気にかけております。
    以下、転載します。

    内科・循環器科の専門医でもある石蔵文信・大阪樟蔭女子大学教授によると「マラソンやハードなランニングは健康にプラスになるどころか、寿命を縮める恐れもある」という。「ジョギングなどの適度な有酸素運動は健康にプラスになりますが、無酸素運動の比重が高いマラソンは心臓や血管に大きな負担をかけます。特に動脈硬化が進む中高年には、お勧めのスポーツとは言えません」実は、ランニングが命を縮めることは、様々な医学研究でも報告されている。英国の医学誌『ハート』は、アメリカの心臓専門医が30年にわたり、5万2600人に行った追跡調査を報告している。これによると、週に32~40キロのランニングをしている人は、それ以下の人と比べて死亡率が高かったという。 また、別な追跡調査によると、ジョギングする運動習慣を持っている人は大幅に死亡率が低かったが、自転車ぐらいのスピード(時速13キロ)でランニングする人は死亡率が高かった。さらに同誌では、「激しい運動を行うアスリートに心房細動(不整脈の一種で、心不全や脳梗塞のリスクが高くなる)が多いことは心臓専門医の間でよく知られた事実。ハードな運動は心臓の摩耗と機能低下を起こす恐れがある」と、警鐘を鳴らしている。

    以上です。

    • ameo より:

      チャナさん、はじめまして!
      管理人のameoと申します。
      コメントありがとうございます。

      私もちょっと気になったので調べてみました。
      この記事の元ソースはゴシップ雑誌「週刊大衆」の増刊誌「週刊大衆 ヴィーナス 2016年3月4日号」ですね。
      確かに表紙に【「ランニングで早死する」証拠】という見出しがあります。
      これが週刊大衆のネット版「日刊大衆」で【走るな危険!「ランニングは早死にする」これだけの理由】というタイトルに変えられて各ゴシップメディアに配信されたようです。

      「週刊大衆 ヴィーナス」「週刊大衆」を画像検索すると表紙が出てきますので、他にどんな記事があるかを見てみることをオススメします。
      性と金とスキャンダルがメインコンテンツで、卑猥な見出し満載で袋とじのムフムフなグラビアがついているあの手の大衆娯楽誌です。

      すいません、もうこの段階でどうでもよくなってしまったのですが・・・。

      苦言を呈するが名前を明記しない関係者やジャーナリスト、そして出典を探せないようにしたまま使う研究結果は、基本「何かしている」と思って問題無いですよ。

      ただ、この記事の中で名前が出ている石蔵文信氏の「恐れがある」「ほどほどに」は最悪の事態を避けようと考える医師としては極当たり前の意見ですよね。
      どんな年齢であってもスポーツをするのであれば必ずリスクは増えます。
      車に乗れば交通事故をおこすリスクが増えるのと同じです。
      問題は「リスクがどの程度増えるのか」と「メリットがどの程度増えるのか」です。
      それらを故意にわからないようにしてミスリードを促し、不安を煽るのは典型的なゴシップ記事の構成です。

      ネットはたとえ嘘でも話題になりさえすればお金になります。
      私たちは以前にも増して「どこまでが真実か」をしっかり汲み取りながら流れてくる記事を読まないといけません。
      この記事は突っ込みどころ満載という意味で愉快なものではあるのですが、私の意見としては「無視すべき」ですね。

      同じ号でシモネタに紛れて「激ヤバ情報をキャッチ 東京マラソンでテロが起こる」というのもあります。
      その程度の記事だと思っていいんですよ。

      どうでしょうか?
      チャナさんもどうでもよくなって頂けたのであれば嬉しいです。

      • チャナ より:

        回答ありがとうございます。
        私自身もこの記事に関しては半信半疑ではあります。
        個人的にはジョギングを始めてから健診の各種数値は改善しましたし、体型も20代の頃に戻りましたので続けていこうとは思っています。
        まぁ世の中、いろんな考え方や見解がありますし、特にマスメディアに乗ってくる情報とうのは何らかの意図があるわけで。
        只、「大衆紙」の「ゴシップ記事」は一般紙(全国紙)やTVなどが諸事情(スポンサー、利権、権力との柵など)により報道しない記事を書くこともありますので一概に馬鹿にはできません。
        情報リテラシーが大切ですね。
        ではお互い、健康維持に努めましょう。

  7. tommy より:

    はじめまして、tommyと申します。
    幼少の頃にネフローゼをやったのですがその後何事も無く30年が経ち、今またネフローゼになってしまいました。
    現在入院中で時間もたっぷりあることからいろいろとネット情報を見ており、こちらのブログも楽しく拝見させてもらっています。

    質問なのですが、かなりの発汗を伴う運動が塩分抜きに効果的なのは分かります。
    ただその後で適量の補給をしないとナトリウム欠乏にはならないのでしょうか?
    私が今回ネフローゼになった際、血中ナトリウム値が落ちてナトリウム欠乏になり非常に苦しい思いをしましたので、そのあたりのコントロールをどうされているのか参考までにお聞かせください。
    私も元来スポーツ好きで、腎機能が回復したら少しずつ体を動かすことをしたいと考えています。

    • ameo より:

      tommyさん、はじめまして!
      管理人のameoです。

      おそらく御存知の通り、ナトリウムは生きていくために必要な必須ミネラルです。
      コレが不足すると、脱水症だけでなく脱力感/筋肉異常/精神障害、ひどくなると昏睡状態にまで陥ります。

      塩分の排出には「腎臓経由の尿」と「発汗」の2種類がありますが、この割合を発汗に大きく振るというのが私が試していることです。
      発汗での塩分排出は増えますが、尿での塩分排出は恐らく大きく減っています。
      尿の管理はしていませんので、摂取と排出の合計でどれだけ塩分が減ったのかを正確に掴んではいません。

      実は去年、この発汗脱塩法を始めた頃に脱力感を感じることが多くなりました。
      当時は食事で4~5g/日というキツ目の塩分制限をしながら、発汗でも大量の塩分を排出していたのです。
      原因がナトリウム不足ではないかと疑い、病院で血液検査をしてみたのですが、ナトリウムイオンの数値は正常域でした。
      私の場合、この程度ではナトリウム不足にはならなかったのです。

      体内のナトリウム量を正確に管理したいのであれば「オプションの『電解質検査』を追加した血液検査をする」というのが正解ではないでしょうか。

      本当であれば数カ月ごとに血液検査をするのがベストなのですが、本来の目的である血圧値が問題なくコントロールできているので「日々の塩分量の管理は血圧値を見ながら」というのが現状です。
      食事制限も緩和しており、もう昔のような厳格な塩分制限はしていません。
      美味しい料理を食べるために塩分摂取の上限を探っているような状態です。
      もし血圧値が暴れたり、ナトリウム欠乏の症状が出た場合は、血液検査で状態を確認して生活を補正していくことになるでしょう。

      どんな疾患も本人が前向きに考えることが一番の治療だと思います。
      tommyさんも自分を変化させていくことを楽しんでくださいね。
      私も応援していますよ!

      • tommy より:

        ameoさん

        丁寧なお返事ありがとうございます。
        昨日いったん退院となりバタバタしておりました。
        実はちょうど引越しをしている期間に入院してしまったため、現在ホテル暮らしです。
        減塩は必要なのに自炊が出来ないという結構困った状態で、今日もスーパーで何が食べられるかあれこれ成分表を見てきました。

        運動で発汗が増えれば腎臓から出て行くナトリウムが減るということ、すっかり抜け落ちていました。
        トータルで出て行く量が同じなら基本的にはナトリウム欠乏になならないということですね。
        参考になります、ありがとうございました。

        >どんな疾患も本人が前向きに考えることが一番の治療だと思います。
        その通りだと思います、前向きに考えればいくらでも楽しめる要素はありますね。
        私は妻から「何でそんなに前向きなの?」と言われる状態なので、これからもその気持ちは継続していきたいと思います。

        • ameo より:

          tommyさん、こんにちは。

          退院おめでとうございます!
          まだ落ち着けない環境のようですが、しばらくは体を第一に考えてご自愛下さいね。

          スーパーの市販品だけで減塩というのはなかなか難しいですよねぇ。
          「揚げ物と甘いモノだけ食べる」という減塩初心者がはまりがちな罠に注意してくださいね。

          減塩料理を入手できない場合は「量の減塩」という手法が役に立ちます。

          質の減塩:料理の塩分濃度を低くする
          量の減塩:塩分の多いおかずの量を減らし、無塩の主食の量を増やす

          量の減塩であれば普通のおかずが活用できます。
          おかず半分、ご飯大盛りでも減塩50%になるということです。
          おかずとご飯のバランスに慣れるまでは大変ですが、慣れると食事のバリエーションが一気に増えます。
          是非試してみてくださいね。

          また疑問点などありましたらお気軽にコメントください。
          出来る限りのご協力をさせていただきます。
          それでは、また!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です