脳卒中患者でも運転がしたい! 運転を再開するための予備知識(その2)

この記事は

●脳卒中患者でも運転がしたい! 運転を再開するための予備知識(その1)

の続きです。

後半いってみましょう。

9.てんかんや意識喪失の経験がある人は大型や2種の運転は不可

てんかんや意識喪失の経験がある人は、基本的に大型(トラックなど)や2種免許(タクシー/バスなど)の運転はできません。

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大型車や乗客を乗せて長時間運転をする職業運転手のための免許区分ですので、万が一運転中に再発した場合は重大事故に直結してしまいます。ニュースでご存知のとおり、たびたび事故が発生していますので諦めるしかありません。

それ以外の免許区分なら安全ということはありませんが、患者の社会復帰も考慮してここを線引きとしているようです。

運転免許試験場にお話を聞いた限りでは

過去にてんかんや意識喪失を経験した人は大型及び2種免許は基本的に許可しない。ただし、判断が難しい申請は運転免許本部にて最終判断が行われるため、運転免許試験場で「全てのてんかん経験者は不可」と断言をすることはしない。最新の法改正/法解釈や症状の程度、医師の判断で変わるため、運転免許本部に相談をしてみてください。

との回答でした。
可能性はゼロではないが、限りなくゼロに近い。そんなニュアンスを感じるお話でした。

日本てんかん学会のWebサイトでも

てんかんが完治したと判断された場合には全く制限は受けません。
服薬中の患者さんの場合でも、発作が過去2年以内に起こったことがない場合で、ある条件 (服薬を変更しない、怠薬しないなど)を満たせば運転免許取得が可能です。主治医の診断書または日本てんかん学会認定医による臨時適性検査を受ける必要があります。ただし、運転を職業とする免許は取得できません。

「運転を職業とする免許は取得できません。」 つまり、大型と2種の運転再開はできないと解釈できます。

しかし、日本てんかん協会のWebサイトでは

■ てんかんのある人は、大型免許と第2種免許の取得は控えてください。
※運転を主たる職業とする仕事も、お勧めできません。
※5年以上発作がコントロールされていて服薬も終えている場合に運転適正があります(日本てんかん学会)

「大型免許と第2種免許の取得は控えてください。※運転を主たる職業とする仕事も、お勧めできません。」という表現になっています。

すこしニュアンスが異なっているのがお分かりになると思います。

社会問題化する重大事故を受けて急速に法整備が進む中で、患者の社会復帰の促進も考慮していかなければいけないという難しい問題です。それぞれの立場の意見があり少々混乱をしているようにも思えます。皆様がこれを読んでいる時点でも状況が変わっているかもしれません。該当してしまう方は常に最新の情報をチェックしましょう。

そんな裏話を踏まえつつ、ここでは大型と二種は運転不可としています。

10.医師は「運転は不可」とは言えるが「乗ってよい」とは言えない

これは患者だけでなく医師も勘違いしている場合があるのですが、最終的に運転の可否を判断するのは公安委員会です。医師ではありません。
ただし、公安委員会は医学的な症状や患者の嘘を見抜くことが出来ません。このために医師の意見を診断書という形で仰ぐという協力関係になっているのです。

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公安委員会は適性検査と医師からの診断書、この双方を根拠に最終判断をしています。

このため、公安委員会の適性検査で「問題なし」と判断されても、医師の診断書で「運転は控えるべき」との助言を受ければほぼ運転再開は出来ません。
つまり、医師が患者の症状をみて「運転はダメですよ」と言っている限り、間違いなく運転適性はなしと判断されます。少々ややこしいですが、「運転の可否は公安委員会が判断するものだから、医師がダメと言っているけど無視してよい」という解釈は成立しません。

逆に医師から「運転に問題なさそうですね」という会話があったとしても、運転免許試験場で運転適性を確認していないままでは合法的とは言えません。医師の「乗ってよい」だけでは運転は出来ないのです。

11.まずは医師に相談を

つまり医師が「この患者さんは運転を控えるべきとは言えない」と考えていないかぎり、運転は許可されないことになります。

運転再開を望むなら、まずは医師にその旨を相談することが全てのスタートとなります。

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医師から「運転再開、チャレンジしてみましょう!」というポジティブな反応が得られないままことを進めようとすると、結局は無駄足になるのかもしれません。

12.診断書の用紙は公安委員会から入手する

運転再開に必要な診断書には決まった様式があります。
診断書の用紙は各都道府県の公安委員会ごとに用意されており、それを医師に手渡して書いていただくことになります。用紙は運転免許試験場か特定の警察署で入手してください。運転免許試験場に問い合わせると入手可能な警察署を教えてくれたり、場合により発送してくれることもあります。

この診断書は疾患ごとに内容が異なっていますので、私達脳卒中患者であれば「一定の病気などに関わる診断書の脳卒中用を入手したい」と伝えましょう。

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東京都公安委員会の脳卒中用の診断書はこんな内容です。
一度読んでみてください。非常に難解な言い回しを用いているため、失語症でなくとも頭を抱えてしまうでしょう。このためか、東京都の運転免許試験場では医師向けに補足を追記したガイドライン(A4で2枚)を渡してくれました。もし、ガイドラインや記入例があるのであれば一緒にもらっておきましょう。

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●参考)診断書ガイドライン(東京都公安委員会用)

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同じ目的の書類ではありますが、都道府県ごとに内容が若干異なるようです。そして今後も法改正に合わせて内容は逐次更新されていくことでしょう。このため、お住まいの都道府県の最新の用紙を入手しましょう。ネットで拾ったものを印刷して使用してはいけません。

診断書については1点だけ注意が必要です。

診断書を医師に依頼してもすぐに受け取ることは出来ません。
一般的には2週間程度かかりますが、非常に多忙な医師の場合は数ヶ月もかかってしまう事例もあるようです。免許更新など期限がある場合にはそれを踏まえて早めに行動を起こす必要があります。運転免許試験場で話を聞いた限りでは、診断書の遅れにより免許更新が出来ないというトラブルがかなりの頻度であるようです。
「診断書には時間がかかる」これは必ず覚えておいてください。

13.この手順が医療サイドで周知されているとは限らない

リハビリ専門の病院なら経験は豊富でしょうが、小さな病院や救急病院では運転再開や免許更新に関する医師の役割などが理解されていない場合があります。平成26年というごく最近に改正された内容も多いので多少はやむを得ないのかもしれません。

また、運転を許可すると事故の責任を医師に追求されるのではという思いから判断を避けたがる場合もあるでしょう。しかし、正しい見解で診断書を書いていれば医師が責任を問われることはありません。
あくまでも運転を許可するのは公安委員会であり、医師の診断書をその判断の材料にしているのです。このため、診断書の用紙には「医師として運転を許可する」ではなく、「医師として、運転すべきではない、とは言えない」という回りくどい表現になっています。つまり、公安委員会は医師に運転の許可や全ての責任を求めているわけではないのです。

しかし、ひとたび担当する患者が重大事故を起こしてしまうと世間の厳しい目や不信感は医師本人にも向かうのが実情です。重大事故の起因になり他の人を傷つけてしまうことを避けたいと思うのは医師として当然でしょう。

ただし、医師が必要以上に後ろ向きなスタンスを示すのであれば、障害者の運転再開に長けているリハビリ病院に相談することも必要かもしれません。

道路交通法は頻繁に改正されています。そして医師といえども万能ではあありません。もし主治医が運転再開に関して詳しくないようであれば、時間的な猶予を与え、最新の法改正や所属する学会の方針を調べるようにうまく導いてあげてください。
もし揉めるようであれば、運転免許試験場に適性検査に関する部署がありますので相談をしてみましょう。親切に相談に乗ってくれるはずです。

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ただし、医療のプロである医師と免許のプロである運転試験場の間を、素人の脳卒中患者自らが取り持つというやり方は、私はあまり賢い方法だとは思いません。場合によっては病院と運転試験場で直接話をしてもらうことも必要だと思います。

なお、医師と公安委員会に対して喧嘩腰になるのは絶対に禁物です。脳卒中などの脳疾患には感情をコントロールすることができなくなるという後遺症もあります。怒りの感情の抑制が出来ない人は運転には間違いなく不向きです。このため運転再開に対しては逆効果になるでしょう。
そもそも、どちらも怒鳴りつけることで判断が変わるような組織では困りますよね。

予備知識はここまでです。
前置きが非常に長くなってしまいましたが、これらを踏まえると脳卒中患者の運転再開の手順が理解しやすくなります。
では、早速見ていきましょう!!

●脳卒中患者が運転再開をするための手順

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コメント

  1. フジッコ より:

    こんばんは。
    この話題、気になっていたのです!
    今年、免許証の更新があるのです。
    是非、参考にしたいと思ってます、色々教えてくださいね。
    ちなみに、
    私の場合、退院時医師から運転OKと言われて、運転再開してるのですが
    こんなややこしい?手続きある事をameoさんのブログで知りました。
    8月なので
    着々と準備したいと思います。

    • ameo より:

      フジッコさん、こんばんは。

      いざ調べてみると仕組みが複雑で私も驚いています。
      しかし、医師にも患者にもあまり徹底されていないのが現状です。

      退院時に医師から運転OKと言われているのであれば、既に運転適性は十分にあるのではないでしょうか。
      もしそうであれば、無理に更新期限まで待たずに適性検査を受けてしまうことをオススメします。
      今の状態で事故に遭遇してしまうと面倒なことになるかもしれません。
      私の場合もそうでしたが、運転免許試験場に問い合わせると適性検査が終わるまで絶対に乗らないことを約束させられます。
      実はそんな危うい状態なのです。
      問題が無いのであれば早めに片付けてスッキリしてしまいましょう。

      記事は「運転再開の手順」、そして「私の適性検査体験記」と続く予定です。
      そちらも是非参考にしてくださいね。

      • フジッコ より:

        おはようございます!
        体験記楽しみにしています。
        普通に運転出来ればOKですか?

        早速
        更新手続き、動き出さなきゃと思います。

        • ameo より:

          おはようございます。

          フジッコさんの状態がわからないのでなんとも言えないのですが、早々に医師が運転OKと判断しているのであれば、かなり状況は良いように思います。
          主治医の先生に運転適性検査を受けるという目線で確認してもらいましょう。

          私も(自称)運動能力は問題がないと言えるレベルでしたが、面接の結果、主に視野欠損と判断力を確認する高次脳機能障害の検査を受けています。
          脳の疾患の場合はどこまで自覚ができているかという不安を捨てきることが出来ませんので、医師と家族の意見も必ず聞きましょう。

          続きの記事は、しばしのお時間を。。

          • フジッコ より:

            早速のお返事ありがとうございます!

            退院時の医師はOKだったのですが
            今通院しているかかりつけ医は
            『えー。いいのかなあ運転しても』
            と、おっしゃっていて、そこが悩みどころです。

            まずは
            公安委員会のHPチェックからですね。

            ameoさん
            何時もありがとうございますm(__)m

  2. 紺野浩二 より:

    こんばんは、はじめまして、ameo様。
    夜分遅くに失礼致します。
    私、昨年3月に脳内出血を発症して、現在もリハビリ継続中です。右披殼出血でしたので、左半身麻痺で、ようやく杖歩行可能になりました。左手の機能回復は進まず、物を掴む事さえ不能な状態でもあり、免許更新まで3年間以上の猶予もあり、気が早い気もしたのですが、ハッキリとさせたくて本日、免許センターに行って来ました。
    事前確認をして、まず、現在の身体の状態を観たいので来てくださいとの事でしたので、始めなければ始まらないと思い、あまり深く考えずに行ってしまったところ、適性検査的なテストもあり、検査官から適性相談結果という書類を渡されまして、オートマ限定条件で運転可とあり、医師の診断書の書式も渡され、1ヶ月以内に提出してくださいとの事でした。
    後は主治医の診断書しだいでしょうが、先日、受診時に運転再開を希望してる旨を伝えまして、診断書が必要になるので、その際は、よろしくお願いいたします。と話をしたところ、その時は、大丈夫、大丈夫ですよ。と言われましたが、免許センターから家に戻り、冷静に振り返ってみましたら、なぜか急に不安になってまいりました。焦り過ぎたかな?と。

    • ameo より:

      はじめまして。
      管理人のameoと申します。
      コメントありがとうございます!

      運転再開に向けて順調に事が進んでいるようで安心しました。
      はじめに適正相談を受けたのですね。
      医師は「運転ができるか」という視点で医学を学んでいませんので「運転を控えてほしい」という結論を出しがちです。
      医師の診断書より先に免許センターで適正相談を行ったのが大正解だったのでしょう。

      ちょうど昨日こんな記事がありました。

      ●免許センターに作業療法士 高齢者の運転支援、全国初(産経)
      http://www.sankei.com/photo/daily/news/180601/dly1806010010-n1.html
      > 高齢者だけでなく、脳卒中などの病後に運転を再開する人にリハビリ内容を具体的に提案するなど相談業務を充実させる。

      少しづつではありますが運転再開の支援システムが世の中に浸透してきているようです。
      嬉しいことですね。

      機会がありましたら障害者用自動車の改造を手がけているメーカーやディーラーを訪ねてみてください。
      多少の麻痺が残っていても自分に合わせて改造を行えば問題なく運転できることが分かるはずです。
      「早く運転したい!!」と強く願うことは機能回復にプラスに働くとも思うのです。

      発症1年であればまだまだ回復しますよ。
      リハビリも頑張ってくださいね。
      それでは、また。

  3. 紺野浩二 より:

    こんにちは、ameo様。
    コメントに対するお返事ありがとうございます。ameo様のサイトは車の運転の再開に限らず、脳卒中に関する情報も多く、リハビリ入院中から現在も非常に参考になり、大変お世話になっております。ありがとうございます。
    もしかすると、このコメントも同じ地域、病気で自動車の運転再開を目指している方の参考になるかなとも思い、脳内出血発症後から現在に至る私の場合の補足説明を簡単に加えさせていただきますね。
    私は、岩手県の沿岸南部と呼称されている地域に在住している満50歳の男です。昨年3月に自宅にて脳内出血を発症、救急搬送されました。出血量が多かったのですが、不幸にも連休中ということもあり、血腫を除去する開頭手術は救急搬送後2日間経過後でした。術後、リハビリ病院へ転院して本格的なリハビリを開始しました。
    転院当初は、後遺症の左半身麻痺が強く残り、自力歩行まで回復するのは無理かもしれないとまで言われた状態でした。しかし、やはり意地なのでしょうか、このまま終わるわけにはいかない、必ず社会復帰するんだという気持ちでリハビリに励み、現状の杖歩行可能まで回復できましたが、現在も通所リハビリ、訪問リハビリ、自宅にての自主リハビリを継続中です。
    私が現在生活しているこの地域は公共交通機関が壊滅的に廃れてしまい、社会生活上、元々非常に不便な地域でもあり、車の運転が必須条件であります。ですので、車の運転再開は社会復帰の第一歩でしかありません。
    なぜ、一昨日、免許センターから自宅に戻り、不安になったのか説明します。
    まず、麻痺側の左手では手を開いて物を掴む事さえ不能な状態で行ってしまったので
    身体的検査では、健側右上肢の可動域、握力は問題無し、麻痺側左上肢の可動域、握力は測定不能となり、その時点でオートマ限定決定となりました。ところが、ハンドル操作さえ、健側の右腕でも行わなかったのです。さらに、健側下肢の簡単な動作確認は行いましたが、アクセル、ブレーキ操作の確認さえ行いませんでした。ですので、帰宅後に振り返ってみましたら、免許センターとしては、まぁ、せっかく来てもらった以上は、形式的に検査的な事はするけど、とりあえずはオートマ限定条件という事でお茶を濁しておいて、仮に医師の診断書が問題無しでも、公安委員会の審査会で、免許取消にするのではないのかなと、
    ふと不安になり疑心暗鬼になってしまったのです。

    • ameo より:

      こんばんは、ameoです。

      脳卒中発症時の様子や運転再開の体験談は探してもあまり見つからないのが実情です。
      こうして書いていただいた生の情報は誰かの不安を解消する力になると思います。
      差し支えない範囲でお気軽に書き込んでいただければ私も嬉しいです。

      もともとオートマは右手右足で操作するように作られていますので、健側が正常と確認できたのでそれ以上追求しなかったのでしょう。
      これが逆だと大変です。
      アクセルやブレーキ、ウインカーを左に寄せる改造をしないとオートマでも厳しいのです。
      その新しい操作を習得する訓練も必要です。

      そして既に自力歩行ができていることも大きいです。
      車椅子ですと運転席への乗り降りや車椅子の収納も自分一人でできないといけません。
      これは難関ですし特殊な車両も必要になります。

      更に左脳出血ではありませんので運転に必須の認識力/判断力の欠落も起きにくいはずです。

      これらを踏まえて「オートマ限定であれば問題なさそうだ」という回答があっさり出たのだと思います。
      適性検査本番でスムーズに運転できるようにしっかり練習しておきましょう。

      あの絶望を経験してしまうと悪い方へと考えがちになる気持ちはよく分かります。
      しかし目の前に明るい未来が見えてきたのですからポジティブにいきましょう!

      • 紺野浩二 より:

        ameo様こんばんは、お世話になっております。コメントありがとうございます。
        そうですね、私は元々10数年前から、うつ病を患っていることもあり、どうしてもマイナス思考に偏りがちなのです、
        良くないですね。免許センターの試験官もameo様と同じ事を言っておられました。右麻痺の方々の場合は、大掛かりな車両の改造条件が不可欠になるし、相当難しいとの事でした。こちらのサイトで予備知識を得ておいて本当に助かりました。前提条件としての自力での運転席 の乗降。リハビリの先生方から助言などもしていただきながら、当然、相当訓練しました。
        免許センターへは、ありがたいことに友人が休みを取ってくれて友人の運転で連れて行ってもらいましたが、杖歩行や段差の乗り越えをアピールするために免許センター到着後の車の乗降、免許センター出入口の登り降りや出入り、トイレへの移動、検査室への移動なども介助なしで行いましたので、充分アピールできたのだと思います。

        • ameo より:

          こんばんは、ameoです。

          しっかり準備をしてから臨んだのですね。
          だから「この方なら大丈夫そうだな」と安心させることができたのでしょう。
          なるほど納得です。

          紺野様のように自分で学び、考え、そして判断/行動ができる人は「脳に新しい回路を作れる人」です。
          これは「リハビリの効果が高い人」とも言えます。
          医師に無理かもと言われた自力歩行が可能になったこともそれを証明しています。

          ですので残っている麻痺もまだまだ良くなるはずです。
          「もう維持期だから」と諦めず、是非このまま邁進しましょう。

          そして前に進んだら自分を褒めてあげましょう。
          勉強やスポーツと同じで「やった!できた!」という歓喜が新しい脳神経回路を強固なものにする、私はそう信じています。

          • 紺野浩二 より:

            こんばんは、ameo様。
            もしも、このサイトに辿り着いていなかったら、車の運転再開を諦めていたと思いますし、予備知識も準備もなにもできずに、免許取消だったかもしれません。実際に、リハビリ病院退院時の医師の判断は自動車運転不可でしたから。
            自分でも、この1年強のリハビリをよく頑張ったなと思います。時々、深い絶望感に陥ることもありましたが、、、。諦めずに頑張った甲斐がありました。努力は報いてくれますね。
            岩手県公安委員会は、適性相談後1ヶ月以内の主治医の診断書の提出を求めているようです。
            こちらのサイトのおかげで、主治医にも車の運転再開希望を伝えておりましたし、前回受診時に6/1の免許センターでの適性相談後の診断書の件もお願いしておりまして、その際は、大丈夫、大丈夫ですよと言っていただいてましたので、早速明日主治医に診断書をお願いしに行きます。また、結果を報告致しますね。

            • ameo より:

              ameoです。
              朗報を期待しています!
              頑張ってくださいね。

              あと老婆心ながら一つだけ、
              免許センターの方曰く、医師が多忙過ぎて診断書が間に合わないというトラブルが多いそうです。
              診断書の提出期限はしっかり伝えておいてくださいね。

              それでは、また。

  4. 紺野 より:

    ameo様、こんにちは。主治医の診断書ですが、自宅宛に郵送手続きを執りまして、本日郵送で届きました。結果は、
    脳卒中等の再発のおそれの観点からの意見
    イ、脳卒中等にかかっているが、再発のおそれの観点からは、運転を控えるべきとはいえない。
    イに○でした。
    だだし、気になる点がありまして、
    後遺障害についての意見
    ☑️後遺障害あり
    (1)脳卒中等の後遺障害として、次の障害が生じている。

    ウ 身体の麻痺等の運動障害 に○
    (障害名)左半身麻痺← これは当然、事実であり、仕方ないことですが次の

    エ 視覚障害(視力障害、視野障害等)に○
    (障害名)左半側共同無視 との記入有り
    (2)上記障害の具体的な症状
    状態安定 との記入有り
    (3)回復の見込み
    ア 回復の見込みはない。(慢性化) に○
    (4)安全な運転に支障がある症状かどうかについての意見
    イ上記障害があるが、安全な運転に支障があるかどうかは判断できない に○
    当然でしょうが、後遺障害についての意見の記入欄が有りました。
    後遺症について、現状で回復の見込みがない。という診断結果に、現実を突き付けられ衝撃を受けました。

    • ameo より:

      こんばんは、ameoです。

      診断書、ちょっと厳しい内容ですね。

      片眼を失明しても視力と視野角が基準を超えていれば運転は可能です。
      しかし両目が見えていても認識できない範囲がある視野欠損の場合、運転が許可されないことが多いのです。

      両眼が見た左半分の空間認識は右脳が受け持っています。
      このため右脳の視覚を処理する部位に障害が残ると両眼の同じ範囲が認識できなくなるのです。
      しかし部分的であれば本人は「両眼は正常に見えている」と感じています。

      人の目には「盲点」という見えないポイントが存在します。
      視神経の束をまとめて眼球の裏側に引っ張り出す場所であり、ここでは光を感じ取ることができないためです。
      しかし私達はこの盲点を認識できません。
      たとえ片目で見たとしても目の前の空間に黒い穴はありませんよね。
      人は部分的に見えない範囲があってもそれを感じとることができない、そのように作られているのです。

      このため視野欠損の範囲に人がいた場合、「見えない」ではなく「誰もいない」と感じがちです。
      こうして「ちゃんと確認してから左折したのに歩行者を巻き込んだ」という事故が起きます。
      そのような事故が想定される位置や範囲の視野欠損であれば両目が見えていても運転は許可されません。
      このことは私も適性検査の際に免許センターの方に言われています。

      まずはご自分の視野欠損の範囲を詳しく知らなくてはいけませんね。
      脳卒中の先生の検査は簡易的なものだと思います。
      より正確に知りたいのであれば大きめの眼科で視野範囲をグラフにプロットする検査を受けるといいでしょう。

      欠損範囲が運転に支障がない下側であるとよいのですが。
      水平方向で大きく欠けると厳しいかもしれません。

      ともあれ最終判断をするのは公安委員会です。
      今のうちに頭を左右に動かし「モノを眼球の正面で見る癖」をつけておきましょう。
      この癖は適性検査や路上運転だけでなく日常生活でも大いに役に立つと思います。

      • 紺野 より:

        紺野です、診断書をよく見返してみましたし、脳卒中の視覚、視野障害の後遺症を調べ直しましたところ、半側無視という症状は、確かにその通り存在しますが半側共同無視という言葉は存在しないようで、結論は、よくある話で、ドクターが達筆な方のようで、医者も忙しいのは理解していますけど、キチンと他人に理解できる字を書いてもらいたいものです。半側共同偏視と判読しました。
        喜んだり、嘆き悲しんだり、笑ってみたりと忙しいです。お騒がせしてすみませんでした。
        なお、岩手県公安委員会は、主治医の診断書をもって臨時適性検査の替わりとする。との事です。それに対しての同意書と診断書を同封して早速、免許センターへ郵送で発送いたします。結果をまた報告させていただきます。

        • ameo より:

          ameoです。
          あーなるほど、共同偏視ですね。
          共同無視って意味はわかるけどあまり使われていない言葉だなと思っていたんです。
          いままでそういう話が出ていなかったので、本人が自覚できていないタイプの視野欠損であれば相当に厳しいなと心配していたのです。

          これで安心できました。
          良い報告をお待ちしています!

          • 紺野 より:

            こんばんは、余計なご心配をおかけしてしまい、すみません。まず自分が厚顔無恥なうえに無知なものですから、どうしようもないです。
            実は、リハビリ病院で、リハビリ担当の先生方から麻痺側の空間無視の傾向が観られると指摘されてました。ですので、というより、おかげ様で、麻痺側を意識的に注意するようになり、結果、免許センターでの視野欠損の検査のギリギリの合格ラインまで回復することができたのだと思います。
            本日たまたま通所リハビリでしたので、現在のリハビリ担当の先生方にも診断書をお見せしまして、意見を伺ったところ、記載事項は、おそらく高次脳機能障害の空間無視であろう、リハビリ病院でのカルテの内容を引き継いだ形での表記であろうと。ただし、現在の私の回復の状況からすれば、車を運転をする上でも問題視するレベルではないという判断をしておりますとの事でした。
            本当にお恥ずかしい限りです。
            全ては、リハビリ担当の先生方のおかげさまでした。
            話が拡大しますが、私の人生を振り返ると、万事がこのような調子でした。脳卒中になってしまったのも、このような自分の因果、自業自得なんだろうなぁ、と反省することしきりです。
            正に、注意をしてくれる人の意見を無視して偏視してました。
            つまらない落ちをつけてしまいましたね、すみませんでした。
            公安委員会の判断、結果は後日、あらためて報告させていただきます。

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