2015/01/05 今年初の診察

体調復活

ようやく体調は元に戻った。
食事時間になるとお腹がグーグー鳴る。

現在の状況

ここで現在の状況をまとめてみる。

まず体。

右手の麻痺はほぼ左手同様に自由に動かせるまで治っています。
「ほぼ」という言葉を使ったのは、厳密に見ていくとやはり差があるのです。
例えば、手をおもいっきり開いて反り返す形にしたとき、左手と同じ形にするには左手以上の力をこめないといけません。
可動範囲は同じでも力の伝わり方が弱いのです。
このため字を書くと、今までと力の加減が異なるために非常に汚い字になってしまうのです。

足は健常者同様に歩けます。
ただしつまずくのは右足だけだし、たまに「ぺたん」という音がなるのも右足だけです。
まだ細かいレベルの違いがあるようです。

ただどちらも本当に些細な差ですので他人が見ても気づかないでしょう。

次に頭。

コミュニケーションも問題なく出来ます。(と自分は感じています)
ドモリやろれつが回らなくなることもありません。
幻肢や視覚障害も二日目以降起きていません。

ただ漢字や名前についてはちょっと影響が残っているようです。
漢字に関しては「塩」という字をしばらく「氵」(さんずい)で書いていました。
塩は海から取れるから「氵」だろという思い込みがあり、スマホで変換するまで気づきませんでした。
「しお」と「塩」の関連性が薄まり、「海から取れる」というキーワードが強く出てきたためでしょう。

書いていてすぐに気づいたのですが、「字」を「家」と書いたこともありました。
これは「字」を書くときに、漢字のつくりを「屋根の下に子がいる」と考えたことで「なら家だな」と連想してしまったためのようです。
極稀にですが集中していないとこういうことがあります。

漢字に関しては書いてても自信がなく、スマホで変換して確認することが増えています。
これも脳出血の後遺症でしょう。

そんな状態で今年初の診察です。

診察

先生も新年で大忙しらしく、昼食中に診察が始まる。
概ね問題ないとの話をすると、リハビリ病院に転院する方向で話を進めるとのこと。
そんな会話だけであっという間に診察は終了。

転院とは入院する病院が変わること。
退院は出来るものだと思っていただけにちょっとがっかり。
調べてもここまで回復することは稀のようなので、もしかしたら私の状況を分かってないのかもしれないという疑念が沸く。

体のリハビリなら必要ないでしょう。
頭のリハビリということなのでしょうか。

他人の目からみると今の自分は正常ではないのかもしれない。
もしかしたら自分だけが分かっていないのかもしれない。
そんな考えが湧いてきてまた不安になる。

診察のあとで看護師さんに本当に転院しなければいけないレベルなのかを聞いてみるも、何も聞かされていないようで「先生に聞いてみないと分からない」の一点張りだった。

オッサン、スネる

退院する気まんまんだったのでがっかり。
病室を離れて渡り廊下のベンチで一人スネる。

しばらくすると以前icuに来てくれたリハビリの先生が声を掛けてくれ、そのままリハビリルームへ連れて行かれる。
リハビリ病院に転院するために状態を確認するらしい。

右半身の動きをチェックしたが、ほぼ健常者同等の結果が出せた。
強いて言えば目をつぶって右足で片足立ちするテストでかなりバランスを崩したが、それでも転ぶことはなかった。
右手の握力も左手の数値を越えており、微妙な力加減はどうあれ力は伝わっています。

そのリハビリの先生もその結果に驚いていた。
これなら体のリハビリはいらないねという結論になり、主治医の先生にその旨を伝えてくれることになった。
早く退院したいとの希望を添えて助言してくれるとのこと。

これは期待できそうです。

世の中は仕事始め

世間は今日から仕事。
案の定、新年のあいさつと打ち合わせの依頼がメールできてしまう。
やむを得ず状況を説明して打ち合わせはお断りすることに。

しかし返信の文章がどうもおかしい。
「は」「が」などの助詞を間違えていたり、漢字を間違えていたり。
書いては直し書いては直しを繰り返し仕上げるのに手間がかかる。
なんだかんだで1時間近く費やしてしまった。

少し残っている失語症の影響だろう。
たくさん文を書けば治るのだろうか。
というかこれは治らないと困るレベルだ。

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