ベロベロに酔っぱらうと血圧はどのように変化するのかを調べてみた

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去年、お酒を医学的適量(日本酒1合)だけ摂取すると血圧がどのように変化するかを調べました。

●お酒を飲むと血圧が下がるのか実験してみた

血圧は飲み始めに軽く上昇し、その後酔いが回ると普段よりも若干だけ低下するという結果となりました。
「余裕ができたらもう少し飲酒量を増やして再測定をしたい」とまとめています。

現在、血圧や体調、メンタルもうまくコントロールできていますので、その宿題をやっつけてしまいましょう。
今回はおっさんが飲み会で好きなだけ飲み食いしたシーンを想定し、飲酒量やつまみの塩分量などすべてのリミッターを外します。
さて、血圧はどんな変化をするのでしょうか?

条件

実験日:2016/08/13 20時頃
室温:27度(暑いためクーラー使用)
体調:至って健康/夕食抜きのため空腹状態
降圧剤:なし
塩分制限:前日まで6g/日前後で実施中
血圧:115-75と正常域でコントロール中

酒:ビール/日本酒/チューハイ
つまみ:枝豆、焼き鳥、軟骨唐揚げ、サラダ、しめ鯖、角煮、ポリッピー

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なお今回は同じ椅子に座ったままではなく、つまみや酒の補充で歩き回り、何度もトイレに行っています。
このため多少測定値がぶれますが、実際の飲み会に近い変動になっているということでご了承ください。
さすがにトイレを我慢するのは無理です。

測定データ

まずはデータ一覧から。
グラフでまとめていますのでデータは読み飛ばしてください。

時刻 経過 最高血圧 最低血圧 脈拍 コメント
8:10 -20 132 79 64 つまみの用意でバタバタ
8:20 -10 118 77 57
8:30 0 123 77 58 ビール350ml(5%)×2 乾杯!!
8:40 10 127 83 62 ビール350ml(5%)
8:50 20 128 92 67
9:00 30 120 78 57 ビール350ml(5%) 酔い回ってくる
9:10 40 118 80 59 ビール350ml(5%)
9:20 50 129 82 60 お腹タポンタポン
9:30 60 122 79 58
9:40 70 115 67 64
9:50 80 106 66 56 日本酒300ml(15%) トイレ(大小)
10:00 90 112 66 63 トイレ(小)
10:10 100 109 67 65
10:20 110 111 69 63 いい感じに酔ってきました
10:30 120 108 64 67 トイレ(小)
10:40 130 102 60 69
10:50 140 96 57 69 チューハイ350ml(8%) トイレ(小)
11:00 150 99 60 70 完全に出来上がりました、焦点が怪しい
11:10 160 103 58 73
11:20 170 104 54 73 じっとしていると眠い
11:30 180 100 55 76
11:40 190 93 53 71
11:50 200 90 45 69 眠い
12:00 210 95 52 68
12:10 220 97 49 73
12:20 230 97 57 70 もうベロンベロン
12:30 240 100 56 64 真っすぐ歩けない
12:40 250 103 58 59
12:50 260 103 61 76 チューハイ350ml(8%)
13:00 270 99 59 72 なぜか洗い物を始める
13:10 280 109 70 69 ガンガン洗う
13:20 290 108 68 71
13:30 300 97 55 71
13:40 310 101 61 61
13:50 320 93 50 68 眠い
14:00 330 97 56 68 もう焦点が合わない
14:10 340 97 53 63 トイレ(小)
14:20 350 103 54 73 就寝

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考察

飲んだお酒は

・ビール(5%)1750ml
・日本酒(15%)300ml
・チューハイ(8%)700ml

これでベロベロに酔えるのですから私もすっかり弱くなりました。
空腹にビール5本を一気に流し込んだこともいけないのでしょうが、やはり寄る年波には勝てません。

さて、飲んだお酒は純アルコール換算で188.5mlとなりました。
医学的な適量が20から30mlと言われていますので、その7.5倍ほど摂取したことになります。

塩分は焼き鳥や角煮、しめ鯖など醤油をたっぷり使ったつまみが多いので、10gは軽く超えているでしょう。

グラフを見てみると、今回も血圧はスタート直後は若干高めに、酔いが回るにつれてぐんぐん下がっています。
いわゆる「出来上がる」状態になると上の血圧は100mmHgを下回るようになり、最も低い値は90/45mmHgを記録しています。
もはや低血圧です。
お酒だけでもここまで下がってしまうんですね。

なんだかんだで6時間ほど飲んでいましたが、後半飲むペースが落ちても血圧は下がったままでした。
酔いが続いている間は血圧が低いままのようですね。

このように、過度な飲酒は血圧を極端に下げてしまうことが確認できました。
いわゆる高血圧、145mmHg以上の方でもお酒を飲むと一時的に正常域に入ってしまうう現象はこうして起きるというわけです。
さすがにいないとは思いますが、「高血圧なんて酒飲めば治るさ」というのは間違いですのでご注意を。

さて、飲酒の翌朝は血圧が通常より高くなると言われています。
翌日の血圧の変化も確認しておきましょう。

測定データ(翌日)

時刻 最高血圧 最低血圧 脈拍 コメント
9:35 126 77 72 二日酔いではないが酒が残っている
9:45 127 84 70 食欲なし
9:55 124 85 65
11:00 126 77 61 まだ体がだるい
12:40 127 78 63
16:30 125 77 59 体調復活
19:30 108 74 99 ランニング15km+風呂後
19:40 113 68 90
1:24 118 72 74 血圧回復

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考察②

頭痛や吐き気を伴う二日酔いにはなりませんでしたが、さすがに午前中は体がだるく何もできませんでした。
昼過ぎにお酒が完全に抜け、夕方15kmのランニングでたっぷり汗を流し、一息ついた夜の時点で血圧もいつもの値に戻っています。
やはり私にはランニングがよく効きます。

最も注意すべきは朝の血圧ですが、普段の+10mmHgで収まったのは予想外でした。
+20~30mmHgほど上昇するだろうと覚悟していたからです。
飲みすぎも1日であればさほど影響が出ないのかもしれませんね。

以前、2泊3日の旅行で同じように飲み食いをしたことがありましたが、血圧は日を増すごとに悪くなり、生活を正しても正常に戻るまで3~4日かかりました。
おそらく今回のような暴飲暴食を毎日のように繰り返していると、朝の血圧はさらに上昇するようになるのではないでしょうか。

「飲酒や乱れた食生活を連続して続けるとダメージが蓄積され、生活を正しても血圧はなかなかもとに戻らない。」
「日々の血圧がコントロールできているなら、たまの不摂生ならダメージは尾を引かない。」

そんな傾向が見てとれます。
「まあ、そりゃそうだろ」と言えるような内容ですが、今回は実際にそれが確認できたということで。

まとめ

すべてに「私の場合は」という条件が付きますが、

・酩酊状態になると115/75mmHgの血圧が90/45mmHgまで下がる
・翌朝の血圧は普段から10mmHg程度高くなった
・血圧は翌晩に正常値に戻った
・多めの飲酒でも1日だけであれば、翌日の血圧へのダメージは小さく回復も早い

ということがわかりました。

今回、血圧はあっさりと元に戻りましたが、「血圧が戻ったからすべてチャラね」というわけではありません。

極端に下がった血圧が朝に高くなるということは、寝ている間に血圧が急上昇しているということです。
血圧を大きく上下に振り回すことは、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症の発症をギリギリで抑えている人にとっては非常に危険な行為です。
加えて、飲み疲れて寝るといびきをかくことが多くなりますが、いびきが止まった瞬間に血圧が跳ね上がる無呼吸症候群は脳卒中や心筋梗塞発症の引き金になります。
そして大量に摂取した塩分や脂質は少なからず動脈硬化を促進させる原因にもなります。

血圧が戻ったとしても飲酒のリスクはゼロではないことを忘れてはいけません。

今回の実験では「普段しっかり血圧が管理できているなら、たまの飲み会であれば血圧への影響は小さい」というまとめにしますが、同時に大なり小なりのリスクを抱え込んでいることも決して忘れてはいけません。
ということで、お酒は飲んでもほどほどに。

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コメント

  1. るぅ より:

    はじめまして。いつも勉強になっています!有り難うございます!あの、最近更新がありませんが、大丈夫でしょうか?ただただ心配です。

    • ameo より:

      るぅ様、はじめまして!
      管理人のameoです。

      ご心配をお掛けしてしまい申し訳ないです!
      体は至って元気です。

      初夏あたりからいろいろと身の回りが忙しくなり、思うように更新ができずにいます。
      書きたいこと、そして書かなくてはいけないことはたくさんあるのですが、吐き出せずにネタばかり溜まっていきます。

      もうしばらくするとまた頻繁に更新できるようになりそうです。
      ちょっとだけ待っていてくださいね。

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