塩分1.8gのカップ麺 大黒食品「冷やし中華」を食べてみた

大黒食品のカップ麺「冷やし中華」のレビューです。

この冷やし中華、医療補助食でも何でもないのですが、塩分相当量が1.8gしかありません。
夏の期間だけの限定商品です。

大黒食品とは

群馬を拠点としたインスタントラーメンのメーカーです。
ブランドは「大黒」「マイフレンド」「AKAGI」があり、どちらかと言えば価格のお安いジャンルが強いメーカーです。
私の住んでいる南関東では大手メーカーが殴りあって棚を奪い合うコンビニやスーパーではなく、100均やディスカウントストア、ホームセンターで見かけることが多いですね。
それ以外にもイオンやベイシアなどにPB商品として卸しているようです。

●大黒食品工業:商品ラインナップ
http://www.daikokufoods.com/syouhin_full.html

つまり大黒食品は医療補助食に特化したメーカーではありません。
そんなメーカーが作った塩分相当量1.8gの「冷やし中華」。
大手メーカーが苦労している1食2g以下という課題をクリアした減塩商品なのですが、一切「減塩」を売りにしていないという不思議もあります。
これはいったいどういうことなのでしょうか・・・。

いろいろ謎は残りますが、早速食べてみましょう。

大黒食品「冷やし中華」

100円ローソンで購入しました。
お値段はもちろん108円。
安いですね。
近所のローカルなホームセンターでも見かけました。

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成分表をまとめておきましょう。

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前の記事の「レナケアー ソース焼きそば」の表に加えてみました。

商品名 容量 エネルギー たん白質 脂質 炭水化物 ナトリウム 塩分相当量
大黒食品 冷やし中華 126g 467kcal 6.7g 22.2g 60.0g 0.7g 1.8g
レナケアー ソース焼きそば 107.8g 520kcal 4.8g 22.7g 74.1g 796mg 2.0g
日清焼そば UFO 128g 556kcal 9.4g 20.9g 82.6g 2.3g 5.8g
ペヤング ソース焼きそば 120g 554kcal 8.9g 27.6g 64.9g 1.4g 3.6g

肝臓病の医療補助食として開発されたレナケアーに迫るスペックです。

早速作ってみましょう。

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作り方は焼きそばと似ていますが、冷やし中華ですのでお湯を捨ててから水で締めるという工程が必要になります。
氷水で2度繰り返すと美味しく頂けるとのことです。

スープを注いてかやくを乗せ、カラシを添えて完成です。

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ソースは甘酸っぱく、酸味は柔らかめ。
ガッツンと刺激的な酸味が来るタイプではなくマイルド。
しかしソースが薄いわけではありません。

これにカラシを溶かすと懐かしのあの冷やし中華の味に。

美味しいですね。
昔、毎日マルちゃんの冷やしラーメンばかりを食べてたことを思い出しました。

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ただ麺が絡んで持ち上げにくいのが難点です。
ストレート麺ではなく縮れ麺で、さらに絡みついているためにチュルチュルとすすれないのです。

恐らくこれは油揚げ麺であることが原因のようです。
お湯を捨ててから氷水を入れると表面に凝固した油がたくさん浮いているのが見えます。

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つまり、麺同士が冷えた油でくっついているのではないでしょうか。
このためか、乾麺のウェーブのままの形で絡んでいる箇所もあるのです。
より美味しく食べるには「お湯を捨てる前に麺を箸でほぐす」この工程を追加することをおすすめします。

量は多くもなく少なくもなく普通です。
ただ具がふりかけののりたまのような卵、海苔、そしてゴマですのでどうしても後半が単調に感じてしまいます。
歯ごたえの変化と紅しょうがのような味のアクセントが欲しくなりますね。
それを100円のカップ麺に求めるのは酷かもしれませんが。

完食後もスープがかなり余っています。

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ということは実際に摂取した塩分は成分表の1.8gからもう1段少なくなるのではないでしょうか。
これは素晴らしいことですね。

これだけスープが余るならトッピングを追加しても味が薄くなることはないでしょう。

ということで、アレンジ版

冷やし中華ではありますが、冷しゃぶ風に仕上げてみました。

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レタスでシャリシャリという心地よい歯ごたえを、トマトの酸味でアクセント、さらにオクラのネバネバで麺をチュルチュルに。
うん、これは大正解。
美味いです!

豚肉自体に僅かにナトリウムが含まれていますが、それ以外は無塩のトッピングですので塩分はそのまま1食1.8gと言って問題無いでしょう。
これなら満足のいく昼食になりますね。

甘酢スープは減塩の救世主なのかも

やはり、この冷やし中華のような甘酢のスープは減塩の定番味付けの大きな柱になるような気がしてなりません。
以前記事にした無塩のスイートチリソースのように、使い勝手の良い甘酢の無塩スープが開発できればいろいろな食材に応用できます。

このスープの特徴はリンゴ酢とはちみつがポイントとのことです。

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原材料を参考にいろいろチャレンジしてみますね。

乞うご期待を。

このカップ麺をコメントで教えてくださったクドウさん、本当にありがとうございます!
食事のバリエーションが増えただけでなく、なにか面白いモノが見つけられそうな予感がします。

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コメント

  1. フジッコ より:

    こんにちは〜

    大黒食品さん、関西では見た事ないかも…
    この、塩分1.8なんて目を疑う商品に出会いたいです!
    出会っても、きっとにわかには信じられず、きっと何度も見直すでしょうが。

    私も、食べてみたいので、もう少し探してみます!
    発症後、初カップ麺になればいいのですが。

    また、
    いろんな情報のせてくださいね。
    楽しみにしています!

    • ameo より:

      こんばんは、ameoです!

      いまだに本当に1.8gなのかな?とちょっとだけ疑っていますが、個性的なカップ麺であることだけは間違いないようです。
      こういう知られていない優れたものが全国に沢山あるんでしょうね。
      大手食品メーカーだけを追いかけていてはいけませんね。

      面白い情報が見つかったらどんどん記事にしていきますのでご期待ください!

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