低塩分かつ手間いらず! イオンのトップバリュ冷凍弁当が大変便利です

先日コメント欄で教えていただいたイオン トップバリュの冷凍弁当。
コレが塩分制限をしている忙しい人にとっては大変便利なものでした。

今回は「トップバリュ 冷凍弁当」をご紹介させていただきます。

●2016/11/26追記
この記事でご紹介している冷凍弁当は現在リニューアルの真っ最中です。
今日時点では新旧が併売されていましたが、徐々に新ラインナップに切り替えられていくことでしょう。
新しい冷凍弁当も出揃い次第まとめていく予定です。

トップバリュとは?

TOPVALU_logo-01

トップバリュ(TOPVALU)はイオングループのプライベートブランド(PB)の一つ。
PBとは各種メーカーが作った商品を、小売りが独自ブランドとして販売することです。

イオンには「トップバリュ セレクト」「トップバリュ ベストプライス」など他にもいくつかPBブランドを持っていますが、メインとなるトップバリュは「標準的な品質でより安く」という位置づけです。

イオングループのスーパーというと

●イオンモール
●マックスバリュー
●ザ・ビッグ
●イオンマーケット(ピーコックストア)
●ダイエー
●いなげや
●ベルク
●アコレ
●マルエツ

などなどたくさんありますが、今回ご紹介する冷凍弁当はすべての店舗で取り扱っているわけではありません。
グループ内でもイオン色の薄いスーパーでは扱っていないので注意が必要です。

●イオン系列一覧
https://www.aeon.info/company/group/

近所の「いなげや」もイオン系列だったのでお店で探してみましたが、お目当ての冷凍弁当どころがトップバリュ商品ですらほとんど取り扱っていませんでした。
確実に手に入れるならイオンモール/マックスバリュー/ザ・ビッグをおすすめします。

もしくは通販で。

●イオンネットショップ
http://www.aeonretail.jp/netshop/

トップバリュ冷凍弁当の特徴

このトップバリュの冷凍弁当、なぜか塩分控えめなものが多いという特徴があります。

例えば一番塩分の少ない鯖の味噌煮弁当であれば、塩分相当量は1.3gです。
弁当としては驚きの低塩分です。

20160812_aeon_bento_02

一般的な塩分制限が1日6gですので、1食2g以下であれば安心して食べることができます。
この弁当は医療補助食として作られたものではありませんが、減塩食と言ってしまっても問題はないでしょう。

ご覧の通り、コンビニやスーパー総菜の弁当と比べると品数、量ともに若干寂しいことは否めませんが、それでも塩分制限をしている私たちにしてみればありがたい弁当です。

作り方は簡単。
袋から取り出してそのままレンジでチン。

20160812_aeon_bento_03

たったこれだけです。
お腹が減ったなぁと思ったら冷凍庫から取り出して4、5分程度で食べることができてしまいます。
お手軽ですね。

お値段は321円(税込)。
スーパーのお惣菜コーナーの弁当と同程度か若干安めの価格です。
しかし減塩宅配弁当の場合は600円もするため、減塩食として考えるとかなり安価です。

賞味期限は製造から1年ですので冷凍庫に用意しておけば、時間がないときに大変助かることでしょう。

ラインナップはこちら。

●トップバリュ(冷凍総菜)
https://www.topvalu.net/items/list/100525100/

低塩分冷凍弁当のレビュー

それでは実際に食べてみましょう。

塩分相当量3g未満という条件で5品見つかりました。

●骨がなくて食べやすい 鯖の味噌煮(塩分1.3g)

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サバの味噌煮は柔らかく、味が染みていておいしいです。
骨も一切ないのがいいですね。
とても食べやすいです。

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ボリュームがちょっと足りませんが1.3gと低塩分であり、私鯖大好物ですのでリピート決定です。

●ごま油が香る甘辛味噌仕立て 豚肉となすの肉味噌炒め風(塩分1.7g)

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豚バラに甘めの味噌だれがかけられています。
もう少し辛めのほうが自分好みですが、それでも味が濃くておいしいと思います。
対して副菜の味付けが控えめで若干味気なさを感じてしまいます。

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蛇足になりますが、トップバリュの冷凍弁当には「○○風」という商品名がたくさんあります。
この「肉味噌炒め風」も、実は具材に味噌のソースを乗せただけだったりします。
嘘にならないように「味噌炒め」ではなく「味噌炒め風」と表記しているというわけです。
商品名に「○○風」という言葉を見つけたら「ははん、なるほどね」と察していただければと思います。

量はやはり軽めです。
見た目ではカロリーがありそうですが、実はこれ一食で388kcalしかありません。
減塩だけでなくダイエットにもよいですね。

この弁当も個人的にはアリです。
次は一味をガンガン振って食べてみたいですね。

●ピリ辛でごまの風味香る ダッカルビ風 鶏肉とじゃがいもの辛味噌だれ(塩分2.0g)

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ダッカルビはタッカルビと呼ばれるほうが多いようですね。
タッカルビとはコチュジャンベースの鶏肉と野菜の甘辛炒めです。
もっと簡単に言うと鶏のカルビです。

いかにも辛そうな色ですが、辛みは控えめです。
副菜はチャプチェとナムル。

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肉味噌炒め風と同様に具材にソースを乗せただけですので、しっかりソースとあえてから食べないと味が濃くなったり薄くなったりします。
少し味が単調かもしれません。
個人的にはニンニクと砂糖とゴマをもっと効かせて、味に広がりがあるほうが好みです。

やはり昼食としては量が少なめですね。
ソースが余るので、自宅であれば茹でた野菜を追加してボリュームアップをしたいところです。

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●モッツァレラとチェダーの深い味わい 2種チーズのハンバーグ(塩分2.0g)

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みんな大好きハンバーグです。
おかずのボリューム感は一番ではないでしょうか。
手作りハンバーグには及びませんが、それでも十分おいしいです。

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ハンバーグの食べごたえがあるため、薄く盛られたご飯では足りません。
バターで炒めたコーンを追加してさらにボリュームアップをしたくなりますね。

このハンバーグ弁当もおすすめです。

●ごはん付きワントレー とろーり卵のオムライス風&ブロッコリー入りミートグラタン(塩分2.7g)

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おかずにご飯という組み合わせからちょっと変わって、オムライスとグラタンです。

オムライスは卵ソースにさらに追いケチャップですので味が濃くておいしいのですが、グラタンが残念。
「あれっ」と思うくらい味がしないのです。
昔、無塩でグラタンを作ったことがあるのですが、こんな残念な味になったことを思い出しました。
おそらく、オムライスの味がかなり濃いこともあり、対比として無味に感じてしまうのでしょう。
せめてグラタンに酸味とコクが効いたチーズさえ乗っていれば話も変わってきたのかもしれません。

20160812_aeon_bento_14

さらにもうひとつ悪いことが。
この冷凍弁当シリーズは全体的におかず部分が温まりにくいという傾向があるのですが、この弁当に関してはそれが顕著になっています。
いくら追加加熱してもグラタンの中心が温まらないのです。
ケチャップライスがカサカサになり、トレーが溶けそうだったので諦めました。

そんなこともあり、残念ながらこの弁当はおすすめできません。

総じて言えることは、

1)冷凍庫に確保しておきたいスグレモノ

今回、塩分2g以下でおすすめできる冷凍弁当が4種類見つかりました。
個人的には鯖の味噌煮(塩分1.3g)とハンバーグ(塩分2.0g)がとても気に入りました。
時点で肉味噌炒め(塩分1.7g)でしょうか。

手間いらずでおいしく食べられる減塩食が少ない中で極めて優秀です。
忙しい日に備えて冷凍庫にいくつか確保しておくことをおすすめします。

なお、トップバリュの冷凍弁当はこれら以外にも塩分相当量3gを超えるものもあります。
ご自分の塩分制限に合わせて活用してください。

2)ダイエットや朝食にも最適

どれも400kcal前後と軽めにまとめられていますので、働くおっさんの昼食としては少々量が足りないですね。
私の場合は腹6分目でしょうか。

しかしダイエットには最適でしょう。
血圧/減塩だけでなく減量も指導されている方にはちょうどよい量だと思います。
軽めですので朝食にしてもよいですね。

3)味はちょっと物足りないかも

一般的な弁当に比べると、品数や味は物足りないと思います。
多少ジャンクな食材や味付けがないと「弁当」としての魅力がないからです。

特に副菜の味が薄いという傾向があります。
ご飯をかき込むためのおかずならばもう少し塩味がほしいところです。

しかし、医療補助食と考えるなら話は別です。
減塩生活で苦しんでいる方ならご理解いただけると思いますが、減塩ができて手軽で安価であるなら、それなりの味でもありがたいものです。

そのあたりは割り切りましょう。

4)レンジ加熱にコツがいる

指示された時間だけレンジにかけてもおかずの中心が冷たいままということが結構な頻度であります。
このお弁当シリーズ、概しておかずが温まりにくいという傾向があるのです。
そしておかずが温まるまで再加熱を繰り返すとご飯か乾燥して固くなってしまいます。
もし、中心が温まりやすい癖のあるレンジであれば、おかずが真ん中に近づくようにずらしてセットしましょう。
回転トレー式なら数分回転を止めて温めてもいいですね。

最近の高性能レンジであれば問題ないのかもしれませんが、うまくいかないときはいろいろ工夫をしてみてください。

2016/09/05 追記
150Wや200Wなど低出力で温める機能を使うと加熱ムラが減らせます。
ワット数の比で温める時間の目安を決めて、ときどき確認しながら最終的な加熱時間を見極めましょう。
600Wで4分30秒の場合は、200Wでは3倍の13分30秒が目安となります。
これでご飯がしっとりしたままでオカズが温まるようになります。
より美味しくいただけますので時間のあるときはこちらの方法をおすすめします。

コメントでお教えくださったのんほいさん、ありがとうございました。

おかずのみのラインナップも充実

実はこのトップバリュの冷凍弁当、ご飯のついていない「おかずのワントレー」というシリーズも存在します。
食塩相当量としては2gを下回るものはありませんが、2g~3gのものがたくさんあるのです。

20160812_aeon_bento_15

この「おかずのワントレー」であれば、自前の冷凍ご飯やいわゆる「サトウのごはん」が必要になりますが、逆にこのことがご飯の量を自分で調整できるというメリットにもなります。
無塩パンや豆と組み合わせてもいいですね。

こちらも実際にいろいろ試してからまとめたいと思います。

利用できるものは賢く利用しよう

忙しい中、減塩料理を自炊するのはとても大変です。
時にはこういったものを上手に活用しつつ乗り切りましょう。

情報を提供してくれたのんほいさん、ありがとうございました。
おかげでもう一段減塩生活が楽になります。
感謝、感謝です。

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コメント

  1. ぴたごら より:

    地元はダイエー系の「トポス」位ですけれど探しに行ってみます。

    お昼ご飯をお弁当にするときはいつも「ほっともっと」の「タニタ監修弁当」にしているのですけれど、地元で見つかればバリエーションが増えてよいのですけれどね

    最近、「ホテイフーズ」の焼き鳥缶詰を使って焼き鳥丼風などんぶりを職場で作ったりしています

    焼き鳥缶も種類によっては1g台が結構あること発見して、活用しています。

    • ameo より:

      ぴたごらさん、こんにちは。

      そうそう、缶詰もいいですよね。
      私もよく利用しています。
      白菜と豆腐を鯖味噌の缶詰で煮込んだり。
      焼き鳥の缶詰を卵でとじて親子丼にしたり。
      味付けが必要ないので超簡単!

      私も今日は焼き鳥丼にしようかな。

  2. のんほい より:

    私の今年買った電子レンジでもおかずの中心が温まりにくく同様でしたがワット換算計算して最低出力加熱で解決しました。600wで4分30秒なので150Wで18分で試してみましたが器の変形もご飯のぱさつきもありませんでしたがちょっと熱すぎる感じがするのでもう少し短くてもいいかなと思います。500W以上だと時間を増やしてもムリっぽいですw一度お試しください。

    • ameo より:

      のんほいさん、こんばんは。

      おお、そんな技があるんですね!
      まったく知りませんでした。

      取説を引っ張り出してみたらウチの600Wのレンジも100Wと200Wが使えるようです。
      肝心の冷凍弁当がちょうど在庫切れなので、購入後に試してみます。
      結果を追記しますのでちょっと時間をくださいね。

      ではまた後で!

      • ameo より:

        ameoです。

        ご紹介いただきました技、試してみました。
        記事で温まりにくいと酷評している「とろーり卵のオムライス風&ブロッコリー入りミートグラタン」を200Wで時間は3倍。
        グラタンの中心がまだ若干冷たいですが、ケチャップライスがしっとりしていて前回より美味しいと感じています。
        完ぺきではないものの、これは「効果あり」ですね。
        ありがとうございます!

        周囲の熱が中心に伝わるには時間が必要ということのようです。
        ならば100Wを使えばさらによくなりそうです・・・が、時間が6倍で27分!
        これではもうお手軽ではなくなってしまいます。
        世の中なかなかうまくいきませんね。

  3. のんほい より:

    500W換算(((500W*時間/5)*自分の使いたいワット数)では
    やはりメインおかずの中心は冷たかったですよ。ただサブは
    暑過ぎず冷たさが残って食べやすかったですが。

    私のが150W(700,500,150W)だったのも良かったかもしれませんね。
    ちなみに700Wで600W時間だとケースが変形し始めますw
    200Wは確かめようがありませんがパサつきや変形がないのは
    わかられたと思うのでそちらは数分調整ができるかもしれませんね。
    それでは

    • ameo より:

      のんほいさん、おはようございます。

      あの後で100Wも試してみました。
      600Wで3分40秒の鯖の味噌煮は100Wでは30分近い加熱が必要でした。
      これで中心までアツアツになりましたが、朝の忙しい時間帯ではちょっと厳しいですかね。
      指示されたワット数を使い、途中でかき混ぜてから再ラップ、としたほうが実用的かもしれません。

  4. 闘病中のおばさんです より:

    闘病中おばさんです。

    大変参考になりました。電子レンジのあたためかた
    なるほどです!!

    イオンのサバの味噌煮、おいしそうで しかも安い!
    早速 買ってみます。

    情報 ありがとうございました。

    • ameo より:

      こんにちは。

      最近私はサバの味噌煮ばっかりですね。
      すっかり冷凍庫の定番になりました。
      忙しくて料理をする余裕がないときに重宝しています。

      これオススメですよ!
      是非試してみてくださいね。

  5. のんほい より:

    大幅な商品入れ替えが・・・今気づきました。

    明日チェックしてきます。

    買うのは30日ですが

    • ameo より:

      情報ありがとうございます!!

      ホントですね。
      Webで検索しても出てこなくなっています。
      お気に入りの味噌煮も。

      とても嫌な予感がします。
      私も明日モールで確認してみます。

      • ameo より:

        イオンモールで確認してきました。
        やはりリニューアルですね。

        お店では新パッケージと旧パッケージが並んでいましたので商品入れ替えの最中のようです。
        情報が出揃ったらもう一度まとめないといけませんね。

        肝心の「骨がなくて食べやすい 鯖の味噌煮(塩分1.3g)」は
        若干内容が変更されて「さばの味噌煮と麦ごはん(食塩相当量1.1g)」になります。
        ほっと一安心。

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