2016/06/05 風邪をひいて血圧急上昇

どうも最近、体の調子が悪いなとは思っていたのですが、久しぶりに本格的な風邪をひいてしまいました。

前兆は

ここ2週間くらいでしょうか、昼過ぎになると急に全身がだるくなり、仕事にも集中できなくなる症状がでていました。

これが風邪の前兆なのか、それとも風邪をもらう引き金になったのかはわかりません。
「アララッ本格的におかしいぞ」と思ったら既に風邪をひいていました。

私の場合、疲れが溜まり体がだるくなると血圧が下がるのが普通です。
自律神経のスイッチがOFFになり、副交感神経に支配されて起こる場合が多いからです。
つまり、眠くなると体の電源をパチンパチン落とすように、体がスリープモードに入ろうとしているのです。

今回もそうかなと思い血圧を測定してみると・・・。

風邪の発症から回復までの経過

今回の風邪を血圧値とともにまとめていきましょう。

6/3(金)

朝の血圧値は136/82-62(最高血圧/最低血圧-脈拍)
通常115/75程度に収まるのに、130台に突入。
深呼吸をして何度測定してもこの付近。
そういう日もあると諦める。

夜、猛烈に体がだるくなってきて何も出来なくなる。
血圧を測定すると154/92-74。
ここでようやく体がオカシイことに気付く。
寒気がしてきて、特に足がカチカチに冷たい。
とりあえず血圧を何とかしなければ。
ベッドに横になり足に向けて布団乾燥機をかける
私の場合、この方法を使うと血圧を一、二段下げることができるのですが、今回は下がっても130/84-78まで。

体温を測定すると37.8℃。
風邪ですね、これ。
風邪薬を探すも葛根湯しかない。
葛根湯には血圧を上昇させる成分が入っていることを知りながら、別の薬を用意していなかった痛恨のミス。
もう薬局に行く余裕が無いので葛根湯を飲む。
ベッドの中で寒気とほてりを繰り返しながら大量の汗をかく。
目が覚めると着替えては無理やり食事をとり寝るを繰り返す。

やはり血圧が上下に暴れる。
最高値は159/102-92。
右スネに神経痛のようなチリチリとした鋭い痛みが続く。

20160605_02

6/4(土)

朝の血圧は138/95-77、体温は37.8℃。
体は少しだけ楽になったがまだ体温も血圧も変わらない。
また寒気がぶり返してきたので寝る。

昼の血圧は133/88-88、体温38.1℃
熱は高いが体に余裕ができたため薬局へ。
薬剤師に相談することも忘れて適当に風邪薬「新ルルAゴールドS」を購入。
店内でよろけて転びそうになる。
薬を飲んでまた寝る。

解熱の効果でしょうか、しばらくすると熱が下がり体がふわっと楽になりました。

6/5(日)

朝の血圧は115/82-73、体温は37.0℃
血圧はほぼ正常値、体温は微熱に。
寝起きの割には脈が早い。
喉がいがらっぽくなり、せきが増える。

体は完全ではないが、ようやく日常生活に戻る。

血圧がまだ上下に暴れるのですが、これは咳が原因だと考えています。
高血圧患者の私たちにはお馴染みのトイレでの高血圧。
排尿/排泄の際に腹圧を一気に上昇させていることが原因です。
くしゃみや咳の場合は更に短時間、瞬間的に腹圧を上昇させています。
このためくしゃみや咳が続くとどうしても20~40mmHg程度血圧が上昇してしまうのです。
トイレで咳をした瞬間に血管プツンというのはご勘弁ですので、早急に治さないといけませんね。

夜、今現在は風呂の直後で咳が止まっているため血圧が113/73-76、体温は37.1℃です。
風呂前で咳をしながら測定すると141/90-79。
でも体調はすっかり回復しています。
もう大丈夫!

教訓

単なる風邪でも高血圧や脳卒中が絡むと非常に厄介な疾患に変わります。
私たちはもう昔のように「ただの風邪だよ」では済まないのですね。

今まで以上に細心の健康管理と、早め早めの対処が必要です。

さらに、

高血圧と相性の良い風邪薬は事前に用意しておこう。

ホント、これは大事ですよね。

私がヨロヨロしながら買ってきた新ルルAゴールドSも「次に該当する人はお申し出ください」の項目に「高血圧」と記載されています。
ベストなセレクトではないのかもしれません。

高血圧患者に最適な風邪薬、今後のためにも調べてみます。
まとまったら記事にしますね。

葛根湯の使用期限、切れてたわ・・・。

20160605_03

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コメント

  1. フジッコ より:

    こんにちは。

    体調いかがですか?
    闘病記、ハラハラしながら読み、私も読みながら血圧上がってるんとちゃうやろか?(._.)
    ドキドキしましたよ。

    そうですか、
    私達うかうか風邪なんてひいてられないのですね。
    うがい、念入りにしなければ。

    葛根湯が高血圧にダメだとは知らず、良いことを教えてもらいました。
    風邪に良さそうな薬、
    また、アップしてくれるのを楽しみにしてます。

    おかげさまで?
    発病より半年、やっと、前向きになりつつあります。
    半年かかって受け入れたというか…
    電車も乗れるようになり、
    まだまだラッシュは怖いですが
    日中なら、出かけられるようになりました。

    再発を考えると怖いですが
    前向きに、戦っていきたいと思ってます。

    • ameo より:

      フジッコさん、こんばんは。

      風邪のほうは喉の痛みや止まらない鼻水と格闘していますが、もう後始末といった感じでしょうか。。
      咳の影響で血圧値は20mmHgほど高めにでるものの体はもう大丈夫です。

      気持ちが楽になってきましたか。
      おー、それはよかった。
      次は冬の準備ですね。
      今のうちに趣味として楽しみながら出来る体質改善を見つけましょう。
      暖かいうちに万全の準備をしておけば、次の冬は血圧コントロールが拍子抜けするほど楽になりますよ。

      風邪薬に関してはまだまとめている最中ですが、私自身も期待していた「高血圧患者にはこの風邪薬がオススメ!」というスバラシイ提案は出来そうにありません。
      どんな結果であろうとまとまり次第記事にしますが風邪もなかなかの曲者ですね。

  2. みーち より:

    ここにも仲間がいた!
    ぜひとも頑張りましょう!!!
    また遊びに来ます。

    • ameo より:

      みーちさん、はじめまして!
      管理人のameoです。

      サイト拝見しました。
      頑張ってますね。

      必要なら脳は新しい回路を作ってくれます。
      それは本当です。
      私の脳にも穴が空いていますが、実感できるほど回復できていますよ。
      当初は意味の通らない文章ばかり書いていましたし。
      諦めたらダメですよ。
      一緒に頑張りましょうね!!

  3. 闘病中のおばさんです より:

    こんにちは 闘病中のおばさんです。

    昨日の昼に 血圧が 180,105になり
    心底 恐怖になり 精神安定剤を飲み 横になりました。
    1時間もしないうちに 128,80 になりましたが
    不安でたまりません。

    脳梗塞の発作後 もうすぐ 110日ほど経ちました。

    一番の心配は 頸動脈狭窄が40%ということです・・
    狭窄率が 50%になったら 要手術のようです。

    妹の配偶者は 頸動脈の手術、心臓のステント設置など
    循環器系の病気、治療を経験してて
    彼のアドバイスでは 体重を5キロ減量で 血圧安定するから
    まず、体重管理だよ
    とのことで・・

    同時に 心臓のカテーテル検査(造影剤入れて血管を見る)も
    必要かと・・・

    まだ60歳になっていないのに 血管は 老人のようです・・
    とほほです・・

    。。。

    今回のブログを拝読し 風邪にも気を付けなくては
    と感じました。
    有益な情報 ありがとうございました。

    • ameo より:

      こんばんは。

      「頸動脈狭窄が不安」→「不安が血圧を押し上げる」という悪循環は、どこかでそのループを断たなければいけません。
      ご存知のように精神安定剤や降圧剤は一時的に凌ぐだけで根本解決にはなりません。

      他の記事にて、実際に頸部のプラークを減らした方からコメントを頂いています。

      http://no-shukketsu.com/20160314/

      一般的には増える一方と言われがちな頸部のプラークですが、減らすことができるという事実も知っていてください。
      プラーク削減には個々の患者の状態に合った正しい指導が必要です。
      統計的に正しいとされる方法が自分に適しているか、そして十分かは私達にはわかりません。
      もし今、本当に先が見えないのであれば、この方のようにプラーク専門の先生を頼ることも必要だと思います。

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