現実はそう甘くはなかった
睡眠時間が4時間と相変わらず少ないですが、それは昼間に寝ているからであって特に辛いわけではない。
気持ちに余裕が出てくると細かいことにも気がつくようになります。
昨日大きく改善して喜んではいたのですが、実は「思考」の方はすべてが回復しているわけではなかったのです。
真っ先に気づいたのが漢字。
会話は普通に出来ているのですが、簡単な漢字でもなかなか思い出せないものがあるのに気がついてしまったのです。
すっかり「右手の麻痺があとすこしだけ」と思い込んでいましたが、残念ながら後遺症は他にもあるということです。
ちょっと・・・というか、かなりガッカリ。
おそらく漢字以外にもいろいろあるんだろうなぁと思いつつも、今深く追求するのはやめました。
右半身の麻痺状態をチェック
体の方は右肩に痛みが出てきました。
これは脳出血の後遺症というより、寝返りが打てない状態で24時間寝ているからのような気がします。
今日はリハビリの先生が体の麻痺状態をチェックに来てくれました。
まだ右手の動きが少し悪いものの、力自体はかなり回復しているとのこと。
特に右足は元々の麻痺が少なかったこともあり、今は自由に動かせます。
おそらく普通に歩けるような気がします。
状態がかなり回復したため、CTスキャンはベットでなく車椅子で行くことに。
久しぶりに座った椅子の感覚が快適だったため、icuに帰って来てもしばらく車椅子で休ませてもらいました。
一般病棟へ
車椅子に座ってぼーっとしていたら、急患が来るとのことで私が一般病棟に移ることになった。
他の患者さんがたくさんのホースに繋がれて動けないなかで一人余裕がでてきてしまい、少々気まずかったので喜んで移動する。
新しい部屋はナースステーションのすぐ側の二人部屋だった。
この病院はナースステーションに近く、人数が少ない部屋は重病患者という扱いなので、まだまだ予断を許さないということらしい。
一般病棟に移ったことでスマホが解禁になりました。
意思の疎通で障害になりがちな疾患のためか、患者である私には「脳出血」に関して断片的にしか聞かされていませんでした。
説明されても理解できないかもしれないという不安もあり、こちらから説明を求めることすらしていません。
しかしスマホが使えるようになったことで、自分で調べることが出来るのです。
ここから数日、調べてはため息を繰り返す日々が続きます。