去年の春に始めたランニングもすっかり慣れてきて、ゆっくりであれば20km程度は走れるようになりました。
そして、来冬シーズンにフルマラソン完走という目標も立てています。
そんなこともあり、昨日の練習はちょっと欲が出てさらに距離を延ばしてみたのですが・・・。
何が起きた?
もう週末の恒例になっている20km走ですが、時速10km(6分/km)程度のスローペースであればさほど無理をせずにこなせるようになっています。他のランナーに抜かれる一方ですが気にしない。
このペースで42kmを走り切ることが出来れば4時間ちょっとというマラソン初心者としてはなかなかの記録がでます。まずはこのペースのまま距離を伸ばしていこう、そんなことを考えていたのですが・・・。
フルマラソンはどうやらそんなに甘いモノではなかったようです。
昨日の20km走の復路、調子が良かったのでちょっと色気が出てしまい、前から気になっていた脇道に突入。もう一回りして30km走ってみようと思ったのです。
初めは調子が良かったのです。
しかし、20kmを超えたあたりからガクンと体調が悪化。力が抜けて、スピードは落ちて走ってるんだか歩いているんだかというペースに。さらに腹痛まで起こる始末。
結局、30km弱をなんとか走りきりましたが、走り終えた後はふらふらで危険な状態でした。階段も風呂も何かにしっかり掴まっていないとよろけて倒れそうになるくらいです。こんなに疲れたのはいつ以来だろう。
いろいろ調べてみると、フルマラソン経験者でも30kmを超えたあたりに大きな山があるそうです。体内のエネルギーを使い果たしてしまい、ガス欠気味の状態で走り続けないといけないためです。そんなこともあり、今は走りながら水分だけでなく定期的に栄養補給も行うのが一般的なのだそうです。
私の場合はその山が20kmを超えたところにあるようです。20kmを走りきってもまだまだ行けそうな気がしていたのですが、大きな勘違いだったようです。
この30km走に費やしたカロリーは1800kcalとでました。
その日に食べた食事は朝と昼で1000kcal。これに加えてランニング以外の基礎代謝でもエネルギーが使われているため、食事の摂取量が全く足りていなかったようです。つまり私はハンガーノックという状態に陥っていたのです。
この距離までくると、もう普通の食事でこなせる運動量ではなかったのです。
血圧が異常値に
走り終えた後、とにかく転ばないようにのぼせないように慎重に風呂に入り、大量の水分を摂取し、軽めに夕食を食べて一息。そこで血圧を測定してみると、見たことがない数値が出ています。
下が40mmHg台まで落ちこんでいます。
さすがにこれは測定ミスかと思い、もう一度測定。
やはり下は40mmHg台。
どうやら本当に血圧がおかしくなっているようです。
しっかり運動をして風呂にはいると血圧は上下共に1段低くなるのが普通ですが、なぜか今回は下の血圧が底が抜けたように低くなっています。これははじめての現象です。私の体で一体何が起きているのでしょうか。
血圧は生命力のバロメーターという一面も持っています。ハイテンションになると血圧は上がり、体調が悪くなると下がるというのが自然な変化です。今回の過度な低血圧は明らかに体調を崩している証でもあります。とても「よっしゃ下の血圧が下がったぜ!」という喜ばしいことではないのです。
結局、その日は脱力感と眠気に負けてそのまま寝てしまいました。一晩ぐっすり寝たら体調も血圧も無事回復して一安心です。
もっと真剣に考えよう
それにつけても、30kmでコレですからフルマラソンは予想以上に難関のようです。正直なところナメてました。
冷静になって考えてみると、体調が悪くなっても意地になって走り続けてしまったことも大きなミスですね。私には倒れそうになるほどの練習をする必要なんてないのです。もう無茶することがカッコイイ歳でもないですし。
本当にフルマラソンを走るつもりならもっと冷静に真剣に考えないといけませんね。
今回の出来事で限界に達すると何が起こるのかを知ることができました。
しかし、1km走るのにも苦労していた私もこの1年で20km走れるようになっています。
あと1年でこの限界をどこまで延ばしていけるのか、とても楽しみです。
コメント
こんばんは。
ブログ読ませていただいてます。
くれぐれもご無理なされないようにしてくださいね。
外から応援してます!
潤さん、こんばんは!
本当にそのとおりですよね。
今回はちょっと調子に乗りすぎでした。
実は前日の土曜日にガチ系のランナーが集う練習会を見学して、テンションが上ってしまったのも原因です。
恐ろしいほどのスピードで走り続けるバケモノたちの熱に当てられて変なスイッチが入ってしまったようです。
無茶はいけませんね。
気をつけます。