2014年12月27日の脳出血発症から1年経ちました。
順調に回復していたため診察は半年ぶりになります。
診察内容
以下のことを伝えてきました。
- 血圧は115/75mmHg程度の至適血圧領域でコントロールできていること
- 運動/食生活/血圧測定/メンタルなどの日々の管理も継続していること
- 麻痺/失語症などの後遺症もほぼクリア出来ていること(漢字の書きはまだ課題が残っていますが)
- てんかんや視床痛、しびれなど遅れて発症する可能性があった後遺症もなかったこと
- 強烈な立ちくらみも解消したこと
- 青梅マラソン10kmに参加予定ということ
MRIを受け脳内部の状態を確認しました。視床の周りに広がっていた出血は完全に吸収され小さな空洞になっています。これで問題ない状態とのことです。
壊死した脳細胞も分解吸収されてしまいました。しかし、機能上大きな問題がない場所だったか、似たような脳神経のネットワークを別の場所に再構築できたかで、結果として大きなダメージは残らなかったようです。
つまり状態は良好ということです。
脳出血は完治?
以上の状況を鑑みて、脳出血の治療は終了となりました。次は定期検査として2年後にでも来てくださいとのことです。
もう完治と言ってもいいのかもしれません。しかし、手術で脳出血の原因を排除したわけではありません。脳出血発症前と現在で変わったことといえば「生活スタイル」だけです。以前のように生活が乱れて血圧が上昇すると脳出血は再発してしまうでしょう。これからもそこが私という人間の弱点なのです。
先生にはそのことをしっかり念押しされました。
血圧管理や食事療法、運動などはこれからも一生続けていかないといけません。
俺達のたたかいはこれからだ!
先生に脳卒中卒業のお墨付きがもらえ感無量です。
2月の青梅マラソン10kmについても特にダメとは言われませんでしたので、参加する方向でいきましょう。
本当に有り難いことに、もう脳出血闘病記と言えるものではなくなってしまいました。
しかし、血圧コントロールと高血圧が関わる合併症を未然に防ぐ戦いはこれからも続きます。このWebサイトはその記録とともに、脳出血経験者という目線で深くそして楽しく情報を発信する場にしていきたいと考えています。それが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
実は最近、脳卒中患者として運転免許の更新を行いました。平成26年に道路交通法が改正され、脳卒中患者も一定の手順を踏まないと免許を更新することができなくなっています。
ここでも一悶着あったのでそれは別の記事にまとめていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。