ランニングにより左足の指爪に内出血ができていました。
そして右足首外側の筋も痛めていました。
だましながらランニングを続けていましたが、これらの原因がようやく判明しました。
ちなみに現在の爪の状況は
こんな感じに中指の爪も真っ黒に。
しかし以前は歩けないほどだった痛みも今は全くありません。
見た目には悪化していますが、状況は良好です。
原因は自分のランニングフォームで走っていなかったこと
靴を新調したことと体の老化が主原因だと考えていましたが、ちょっと違ったようです。
走っている目的がリハビリでありタイム短縮ではありませんので、出来るだけ走るスピードを落として歩数を多くしようという意識が強かったのです。このため短い歩幅で回転数を上げるピッチ走法になっていたのですが、(長距離を走るフォームとしては正しいことなのですが)私の場合はこれがいけなかったようです。
慣れないピッチ走法をしていたことで、ついつい上がりがちなスピードを前に振り出した足でブレーキをかけながら走るというおかしな走り方をしていたのです。
例えば、右足を蹴りだして加速しながら左足でブレーキを掛けるような走り方です。このためブレーキをかけている側は靴の中で足が前に寄り、爪を圧迫していたのです。
そして一歩一歩で加速と減速を繰り返しながら走るので、その衝撃で足首にも負担がかかるのです。
こうして爪の内出血と足首痛が発生したのです。
そしてこれはとてもとても効率の悪い疲れる走り方だったのです。
自分本来の走り方を思い出した
痛みの少ない走り方を模索していると、一風変わった走り方で具合が良くなることが分かりました。
それはとても懐かしく、そして体に馴染むのです。
腕を大きく振りながらぴょんぴょん跳ねながら走るスプリンターのフォームが一番良いということがわかったのです。
私は若いころバネで走る短距離走タイプの走り方をしていました。たとえ歳を取って長距離を走ろうとも、それが自分に適したランニングフォームだったのです。
そのことに気がついてから、しばらく大きな歩幅でゆっくり跳ねながら走るストライド走法に変えてみました。するとアラ不思議。爪と足首の痛みが消えてなくなったのです。
長距離走としてはご法度な走り方ですが、自分としてはこれが一番楽なのです。
同じ距離を走っているのに歩数が激減
ストライド走法に変えたことで同じコースを走っても歩数がこれだけ変わります。
●8kmランニング
走り方 | 日付 | 歩数(歩) | 歩幅(cm) |
---|---|---|---|
ピッチ | 8/1 | 8929 | 90 |
ピッチ | 8/4 | 9443 | 85 |
ピッチ | 8/5 | 9544 | 84 |
ストライド | 8/11 | 8367 | 96 |
ストライド | 8/12 | 8001 | 100 |
ストライド | 8/13 | 7553 | 106 |
ドンドン歩幅が伸びていくのが分かります。でもその方が楽に走れるのです。
股関節がもう少し柔らかくなれば更に歩幅は伸びそうです。
もう一生この走り方なのでしょう
歳をとると短距離走という運動ジャンルはほぼなくなってしまいますが、筋肉の短距離に強い「白筋」と長距離に強い「赤筋」の割合は一生変わりません。白筋が多い私の場合はいくら頑張っても体が長距離走に適応してくれるわけではないのですね。
この走り方の場合はスピードを上げようとすると足の回転数(ピッチ)を上げるのではなく、ピッチを落としてストライドを伸ばすというちょっと変わった手法になります。ぴょんぴょんと跳ねながら走る姿は土手ランナーとしてはかなり奇妙かもしれません。しかしもうやむを得ないでしょう。そういう体なのですから。
もういいや、ぴょんぴょんオジサンで。