2015/01/08 退院

急遽退院

診察でようやく退院OKがでる。
引取人がいないことについてはなんとか了承してくれた。
退院後、私の身に最悪の事態が起きても病院が誰かに責められることはないだろう。

「後は看護師や事務と調整してください」とのこと。
まあ、順当にいって明日退院かなと思う。

昼食後の歯磨きをしていると一人の看護師さんに話し掛けられる。
体の調子などを話したあと、退院の許可が出たこととできるだけ早く退院したいことを告げると、すぐに希望通りに調整をはじめてくれた。
急遽、今日退院決定。

事務の方に入院費用や支払い手順について確認し、通院日についての説明を受ける。
そんなことをしているうちに薬の用意が出来た。
来てきた服に着替え、ナースセンターでお世話になった看護師さんに挨拶をして病院を出た。

退院です。

二週間ぶりの世界

二週間ぶりの直射日光は眩しい。
でも風がとても冷たい。

タクシーも考えたけど、少し歩いてみたかった。
大丈夫きちんと歩けてる。
でもやっぱり右足を地面にズッと擦ることが多い。
少し左右にフラフラして真っすぐ歩けない。
まあ二週間寝込んでいたのだから多少はしょうがない。
すぐ近くの駅まで歩き電車で帰る。

駅や電車の中、少し緊張する。
いろいろな人がいろいろなことを話している。
耳も頭も普通に受け入れられる。
大丈夫だ。

そういえば自分の姿はボサボサ頭、二週間分の無精髭、おかしな組み合わせの服、そしてエコバックとかなりヘン。
まあしょうがない。

二週間ぶりの自宅

自宅は二週間前のまま。
最後に食べたカップヌードルやコップが机の上にそのまま残っている。
何もかもがそのままだった。
当時のパニックがフラッシュバックしてきて怖くなる。

片付けなくては。

年末年始用に貯めこんだ食材がことごとくダメになっている。
そういえばすき焼きを食べようと思って、食材を皿に盛っておいたんだった。
野菜は水分が抜けて変色し、肉もどす黒くなっている。

久しぶりの風呂。
特に頭が痒くて仕方がなかったので、まず洗髪。
体を洗ってから湯船に入ったのに、垢が大量に浮いてきてスゴイことになる。
一面垢だらけだ。
ずっと浸かっていたかったが、血圧に悪いのですぐに出る。

スッキリしたところで、やらなくてはいけないことをまとめておく。

市役所に行き高額医療限度申請の書類をもらう。
銀行で現金もおろす。
病院に行き入院費用を払う。
血圧計を購入。
塩分制限で食べて良いもの/悪いものをまとめる。
具体的にどんな後遺症が残っているのか調べる。
自分でするリハビリも決める。
スマホを使いすぎて容量が超えそうなので追加申請を。
持ち帰った衣類を洗濯する。
仕事関係であちこちにお詫びをする。

やることいっぱいだ。

でも帰ってきた。
ここに帰ってこれた。
本当に嬉しい。

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コメント

  1. 北の大地 より:

    退院、おめでとうございます!
    もう何年も前のおめでとうですが。

    ボクは心筋梗塞 → 心不全の重症患者で、
    救急搬送後99日間の入院、
    退院後3週間はシャバの生活をしたものの、
    4週目に入った日に、また急遽入院、
    2週間の入院生活で、半ば強引に退院。
    今日で17日目です。

    退院ってのは、何はともあれ嬉しいものてすね!

    • ameo より:

      北の大地さま、こんばんは。
      管理人のameoです。

      状況を伺うと「退院おめでとうございます!」と言ってもいいのかとても悩みます。。
      何はともあれ、ご無事で何よりです!!
      こうして普通に会話ができることは何よりも幸せなことですよね。

      心筋梗塞の対策はプラークの削減が最重要課題です。
      脂質の摂取を制限することで頸動脈狭窄率が減ったという話もありますので、塩分だけでなく脂質にも注目してくださいね。

      まずは回復を最優先にひと踏ん張りしましょう。
      結果さえ出せれば一生つらい思いをするなんてことはありません。
      また「普通に」生活ができるようになるのです。

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